高校生・高専生に関する記事とニュース
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2018/01/31
「やりたいことがたくさんあったら、思い切って捨ててみる」――現役高校生プログラマーが同世代と共有したマインドとは?
1月3日から5日、中高生を対象にしたプログラミング集中講座「G's ACADEMY YOUTH CAMP」が開催された。G's ACADEMY(ジーズアカデミー)とは、社会人のキャリアチェンジやスキルアップのためプログラマーやデザイナーを養成するところである。ユースキャンプは、ジーズアカデミーのプログラムを中高生向けに凝縮・アレンジした短期集中講座だ。本記事では、そんなユースキャンプの中で行われた、現役高校生起業家・プログラマー山内奏人氏による講演をレポートする。山内氏は、プログラミングを学び...
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2018/01/30
「情報モラル教育」はさけて通れない――子どもたちとITの適切な関係性
ここまで、プログラミング教育で行われるであろう内容や、身近で動いているプログラムについて紹介してきましたが、プログラミング教育を行うにあたって、さけては通れない大事な教育がもう1つあります。それは「情報モラル教育(ITリテラシー教育)」です。この言葉は、小中高などの学習指導要領内で「情報社会で適正に活動するための基となる考え方や態度」と定義されています。第5回となる今回は、プログラミングを含めたIT教育に欠かせない、この分野についてお話しします。
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2018/01/25
ゲームや家電だけじゃない! 「都市」を支えるプログラミングを知ろう
プログラミング教育必修化にあたって、保護者が出来ることを考える本連載。第3回となった前回は、身近にある家電がどのような仕組みで制御されているかを紹介しました。今回はもっと規模の大きい、都市を制御する(動かす)仕組みについて紹介します。「都市を制御する」と聞くと、とてつもなく大きな仕組みを思い浮かべてしまうかと思います。ですが、これらもプログラムで制御されています。このように大きな仕組みでも、たった3つの制御構造しか持たないプログラム(前回参照)で制御することができるのは驚きですね。
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2018/01/18
プログラミングは意外と身近でシンプル! 日常にあふれているプログラムを理解しよう
本連載では、2020年からプログラミング教育が始まるにあたり、その内容と保護者の方の心構えについてお話ししてきました。前回は、もしお子さまがプログラミングに興味を持ったら、より深いプログラミングに踏み込んでいただきたく、その学習段階の概要について紹介しました。今回からは、具体的にどこでプログラムが使われていて、どのような仕組みで実装されているかを紹介します。日常的に利用している身近なものが「プログラム」によって制御されていることを知り、その仕組みを理解することで、よりプログラムへの関心や興味に...
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2018/01/10
VRは「学校と社会をつなぐ窓」――教育における活用の可能性と課題とは?
テクノロジーを活用した教育イノベーションを広げることを目指し、国内外の識者、関係者を集めて開催された「Edvation x Summit 2017」。世界中の教育イノベーションの研究や事例が発表されたこのイベントでは、VR(Virtual Reality)と教育に関する取り組みについて、パネルディスカッションが行われた。工業やデザイン系の学校では、すでに3DシミュレーションやVR・ARを活用した授業や実習を実施しているところもあるが、一般の中学校・高等学校での活用事例はまだ少ない。教育分野にお...
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2018/01/05
ノート共有アプリが教員同士の学び合いを支援し、教育の地域間格差を解消する――代々木ゼミナールがEdTech企業と連携する理由とは
教育産業におけるデジタルツールの導入・活用が目覚ましい。日本屈指の予備校として早期からICT化を推進してきた代々木ゼミナールも、急成長中のEdTech企業との連携を深め、新たな展開に臨みつつある。そのひとつがEdTechベンチャーであるアルクテラスが企画開発・運営する教育機関向け情報共有アプリ「ClearS(クリアエス)」のトライアル導入だ。このアプリは、国内外で160万人が利用する同社開発の学習ノート共有アプリ「Clear(クリア)」をベースとしている。代々木ゼミナールでは「ClearS」の...
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2017/12/27
エンジニアは不足するべき! 「えふしん」氏とデジハリ准教授が語る、ビジネスとプログラミング教育の関係
デジタルハリウッド大学、および同大学院主催の「近未来教育フォーラム 2017」において、エンジニアとして著名な「えふしん」氏こと藤川真一氏と、デジタルハリウッド大学大学院 准教授 ジーズアカデミー 主席講師 山崎大助氏によるパネルディスカッションが開催された。ディスカッションのタイトルは「エンジニア不足は解決できるか?ビジネスの未来へのプログラミング教育の挑戦」。藤川氏自身エンジニアであり、BASEの取締役CTOの肩書も持つ。つまり企業の採用側の立場として、エンジニア不足や採用、育成について語...
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2017/12/05
地方自治体が生涯教育として高校生向けプログラミング教育を行う意味とは――岩手県滝沢市でのドローンプログラミング講座をレポート
小学生や中学生に対するプログラミング教育が最近注目を浴びる一方で、高校生に対しては具体的な進路を意識した上でのプログラミング教育が必要、といった考え方があります。本記事では自治体が主導する、高校生向けドローンプログラミング講座をレポートします。
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2017/11/30
アメリカにおけるコンピュータサイエンス教育――Code.orgによるHour of Codeの取り組みを踏まえて(後編)
本記事では、アメリカのComputer Science Education Week(コンピュータサイエンス教育週間)と、Hour of Code(アワーオブコード)と呼ばれる、「この週間のうち、せめて1時間はコンピュータサイエンスについて学校や課外活動で学んでみよう」という推進活動を行うCode.org(コードドットオルグ)について取り上げています。前編では、アメリカにおけるコンピュータサイエンス教育の背景をひもといてきました。後編の本稿では、Code.orgの具体的な活動について、筆者が実...
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2017/11/29
アメリカにおけるコンピュータサイエンス教育――Code.orgによるHour of Codeの取り組みを踏まえて(前編)
今年も12月4日から1週間の、Computer Science Education Week(コンピュータサイエンス教育週間)が始まります。これはアメリカのNPO法人、Code.org (コードドットオルグ)が、高校卒業までにコンピュータサイエンスへの興味関心を喚起する目的で設定してるものです。日本では、Hour of Code(アワーオブコード)と呼ばれる、「この週間のうち、せめて1時間はコンピュータサイエンスについて学校や課外活動で学んでみよう」という推進活動の方が知られているかもしれませ...
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2017/11/28
イングランドのコンピューティング必修化に学ぶ――実施から3年で見えた課題
イングランドを中心にグローバルなコンピュータサイエンス教育(CS教育)事情をひもとき、プログラミング教育の可能性を考察していく本連載。前回の記事では、2014年からのイングランドにおける教科コンピューティング必修化の概要について触れました。それから4年目の今、取り組みについてどういった評価が行われ、どういった問題点が明らかになっているのでしょうか。日本におけるプログラミング教育必修化の内容は、イングランドのものとは大きく異なるとはいえ、その歴史と経験から学べることは大いにあると考えています。 ...
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2017/11/21
単なるICT導入だけでは成功といえない――必要なのは「Ungooglable Question」に答える力
2013年に近畿大学附属高等学校・中学校が、eラーニングアワードの文部科学大臣賞を受賞した。それまでの取り組みについて、同校の乾武司氏(ICT教育推進室室長)が経緯とポイント、さらにICT導入を成功させるために必要な考え方を講演で発表。こちらは一般社団法人e-Learning Initiative Japanが主催した「eラーニングアワード2017フォーラム」の中で、「ICT導入の『本当の成功』に向けて」と題し、実施された。
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2017/11/16
イングランドにおけるコンピューティング必修化、その実情とは?
昨今2020年からのプログラミング教育必修化の話題が盛り上がっていますが、諸外国では以前からコンピュータサイエンス教育(CS教育)が注目され、プログラミングを含んだ授業が展開されています。本連載では、MicrosoftでCS教育に関連する製品開発を経験し、現在はロンドンでCS教育について研究している筆者が、イングランドを中心にグローバルなCS教育事情をひもとき、プログラミング教育の可能性を考察していきます。第1回となる本稿では、2014年から「コンピューティング」が必修化され、かなり高度な内容...
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2017/11/14
どうしてプログラミング教育を小学校でやるの?――文科省の資料から読み解く実態
2020年から始まる「プログラミング教育」は、多くの保護者の不安要素になっているのではないでしょうか。ITにこれまで疎遠だった保護者の方々は、一体なんのために、何を教育しようと考えているのか不安でしょう。一方IT産業に関わっている保護者の方であれば、専門性のない教員に、まちがったことを教えてほしくないと不安に感じている方もいらっしゃるでしょう。この連載では、そもそも「プログラミング教育」はどのような背景から生まれ、何を目的としているのか、そして何を実施しようと考えているのか、まずこれらを理解し...
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2017/09/13
私立中学の英語授業にオンライン英会話を導入!――4技能型検定試験の採用が進む大学入試を見据えた、話す・聞く力を伸ばすための取り組みとは?
埼玉県さいたま市にある淑徳与野中学・高等学校は、中高一貫教育を行う私立の女子校だ。卒業生の90%以上が現役で四年制大学に合格する進学校として知られる同校では、2017年4月から新たな取り組みをスタートさせた。中学2年生の英語の授業へオンライン英会話を導入したのである。フィリピン人講師とマンツーマンで週1回行うオンライン英会話では、学校のカリキュラムに沿ったスピーキング用教材を使ってレッスンが進められる。導入に尽力し、オンライン英会話が実施される教室で監督も務めている同校の英語科教諭、池田佑介先...
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2017/07/18
プログラミング教育なんてやっている場合ではない――高校までに必要な本当の学力
6月1日、New Education Expo 2017において、国立情報学研究所社会共有知センター長 新井紀子氏によるセミナーが行われた。新井氏は「東ロボくん」のプロジェクトでAIを東大に合格させる研究のプロジェクトリーダーを務めていた。その研究結果から、AIとの共存が避けられない時代に本当に必要な能力はなんなのか、特に中高生など若い世代に足らないのはどんなスキルなのかを語ってくれた。
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2017/07/03
総務省が実施する「若年層に対するプログラミング教育の普及推進事業」新規プロジェクトに参画する19団体の取り組み
2020年、「教育の情報化」を100%実現することを目標に、総務省では平成26年度より「先導的教育システム実証事業」および「若年層に対するプログラミング教育の普及推進事業」を実施・展開してきた。その平成28年度事業の成果発表・情報共有が、5月16日の「教育の情報化」フォーラムにて行われた。本記事では「若年層に対するプログラミング教育の普及推進事業」について、平成29年度の新規プロジェクトとして決定した19の団体の事業概要および意気込みを紹介する。
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2017/06/26
さまざまな視点から語られた、プログラミング教育における「教材開発」と「メンター育成」のポイント――総務省「教育の情報化」フォーラムで行われたパネルディスカッションより
2020年、「教育の情報化」を100%実現することを目標に、総務省では平成26年度より「先導的教育システム実証事業」および「若年層に対するプログラミング教育の普及推進事業」を実施・展開してきた。その平成28年度事業の成果発表・情報共有が、5月16日の「教育の情報化」フォーラムにて行われた。本記事では「若年層に対するプログラミング教育の普及推進事業」について実施した11の団体の総括、成果発表、およびパネルディスカッションの模様を紹介する。
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2017/06/13
総務省が実施する「先導的教育システム実証事業」について、フルクラウドモデル校とドリームスクール実践モデル校の担当者が成果を発表
2020年、「教育の情報化」を100%実現することを目標に、総務省では平成26年度より「先導的教育システム実証事業」および「若年層に対するプログラミング教育の普及推進事業」を実施・展開してきた。その平成28年度事業の成果発表・情報共有が、5月16日の「教育の情報化」フォーラムにて行われた。本記事ではフルクラウドモデル校、ドリームスクール実践モデル校での「先導的教育システムの実証事業」における成果発表についてレポートする。