NTTテクノクロスは、同社の企業向け健康管理システム「HM-neo」を大学向けに最適化した「HM-neo academic(エイチエムネオ アカデミック)」を、2026年4月初旬から提供することを、9月9日に発表した。
近年、大学生の肥満率やメンタルヘルス不調が増加傾向にあることから、健康診断の受診率向上や保健指導の充実が求められている。しかし、多くの大学の保健管理センターでは、人手不足やコスト面の制約により、健康管理情報のデジタル化や一元管理の対応が進まず、紙資料の確認や窓口での手作業による対応が続いているのが現状となっている。その結果、業務効率化や学生サービスの向上が難しい状況にある。
こうした課題を受け、NTTテクノクロスは、HM-neoで培った実績とノウハウをもとに、大学向けに機能や用語を最適化することで導入費用を抑えたHM-neo academicを提供する。同システムを導入することで、学生や教職員の健康管理情報を一元的に管理・運用でき、迅速かつ適切な保健指導を支援する。また、利用者はスマートフォンから健康記録の閲覧や面談予約が可能となり、利便性が向上。これにより、大学における健康経営の促進とDXの推進をサポートする。

同システムでは、学務システムのデータを取り込むことで、学生や教職員の健康診断結果や保健管理センターへの来室記録、面談内容などの健康管理情報が一元管理できる。また、学生や教職員は、スマートフォンから健康診断結果の閲覧に加え、健康診断や面談の予約が可能。いつでも健康記録が確認できるため、学生や教職員の健康意識の向上につながる。加えて、就職や実習などで必要な健康診断証明書を発行する証明書発行機との連携が可能。現在の運用を大きく変えることなく利用できる。
同システムの主な機能は、各種管理機能(健康診断結果、保健管理センターへの来室・面談記録、ストレスチェックの管理・分析)、アンケート機能、保健管理センターへの来室・面談の予約機能、健康診断結果などの閲覧機能となっている。
価格に関しては、利用環境や構成などにより価格が異なるため、問い合わせが必要となる。
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