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EdTechZineオンラインセミナーは、ICTで変わりつつある教育のさまざまな課題や動向にフォーカスし、最新情報をお届けしているWebメディア「EdTechZine(エドテックジン)」が主催する読者向けイベントです。現場の最前線で活躍されているゲストの方をお招きし、日々の教育実践のヒントとなるような内容を、講演とディスカッションを通してお伝えしていきます。

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子どもも教師もワクワク! デジタルツールで生まれる令和の学び

AIが授業準備をサポートする「Padlet TA」とは? 指導案やプレゼン作りの相棒に

子どもも教師もワクワク! デジタルツールで生まれる令和の学び 第17回

 「デジタルでもアナログでもできることはまずはデジタルで」をモットーに、数多くのデジタルツール・教材を活用する、公立小学校教諭の前多昌顕先生。本連載ではさまざまなツールの活用実践について、連載形式でお伝えします。第17回では、2025年にβ版が公開された、話題の教師向けAIアシスタントツール「Padlet TA」をご紹介いただきます。(編集部)

話題の新ツール「Padlet TA」とは?

 「Padlet TA(パドレット ティーエー)」と聞くと、オンライン掲示板でアイデア共有するツール「Padlet(パドレット)」の新しい機能かと思われるかもしれません。

 Padlet TAはこれまでのPadletとは大きく違う、授業準備や教材作成を強力にサポートしてくれる教師向けのAIアシスタントです。2025年2月下旬にβ版が公開され、この記事執筆時点(2025年3月上旬)では無料・ログイン不要で誰でも試せます。

 これまでのPadletが掲示板形式でのコラボレーションに特化していたのに対し、Padlet TAは生成AIを活用し、レッスンプランや教材を自動生成できる点が大きな特徴です。最初から教育での活用に特化されているため、「ChatGPT」や「Gemini」などの生成AIを使い慣れていない人でも、すぐに授業作りに活用できます。

 AI活用と聞くと難しそうに感じるかもしれませんが、Padlet TAはとにかくシンプルで使いやすい点が魅力と言えます。今回の記事では、実際の使い方や活用ポイントを詳しく紹介していきます。

アカウントを登録する

 Padlet TAはログインしなくても使えますが、生成結果を保存できません。まずはアカウントを登録しましょう。

 Webブラウザで「https://ta.padlet.com」を開きます。すでにPadletを使っている人は、右上の「ログイン」をクリックするだけで、簡単にログインできます。まだPadletのアカウントを持っていない人は、右上の新規登録をクリックするとPadletの登録画面が開きます。Padletへの登録が完了してからPadlet TAに戻り、「ログイン」をクリックすると、Padlet TAにログインできます。

 通常は日本語で表示されますが、言語設定が英語に変更されてしまうときがあります。そのような場合は、右上のアカウントアイコンをクリックして「Change Language」から日本語に変更できます。

レッスンプラン(指導案)を作る

 マイアプリの「レッスンプラン」をクリックします。「学年/年」にレッスンプランの対象となる学年を入力し、「トピック/基準」に、どのような授業のレッスンプランを作りたいのかを簡単に記入します。

 「追加のコンテキスト」に授業時間などの情報を記入してからふきだしのような矢印をクリックすると、レッスンプランが生成されます。

 生成されたレッスンプランが気に入らなかった場合は、「トピック/基準」や「追加のコンテキスト」を修正してから「再生成」をクリックすると、新しいレッスンプランが生成されます。特に指定しないと1コマ分のレッスンプランを生成しますが「追加のコンテキスト」に8コマ分や10コマ分のように記入すると、単元全体のレッスンプランを生成します。

 生成されたレッスンプランは「Googleドキュメント」にエクスポートして編集できます。「エクスポート」をクリックして「Google Docsにエクスポート」をクリックします。最初だけGoogleアカウントの選択が必要になりますが、その後もう一度エクスポートすると、レッスンプランがGoogleドキュメントに変換されます。ここから自由に編集できるので、生成されたレッスンプランをたたき台として実際の指導案に練り上げることができます。

レッスンプランの生成
レッスンプランの生成

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プレゼンテーションを作る

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この記事の著者

前多 昌顕(マエタ マサアキ)

 五所川原市立五所川原小学校教諭、青森県プログラミング教育研究会発起人で事務局長。初任の頃よりICTの教育活用に興味を持ち研究を進める。いったんICT教育と距離を取り、研究対象を思考ツールにしたが、プログラミング教育必修化をきっかけに再開する。マイクロソフト認定教育イノベーターエキスパート2018-...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です


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