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9割超の大学院生、就活に関して保護者と意見の相違や対立を経験【アカリク調査】

 アカリクは、就活中または就活経験のある大学院生(修士・博士)と、大学院を修了・中退した社会人111名、そのような子どもを持つ保護者111名を対象に実施した、大学院生の就活における「親ブロック」実態調査の結果を9月9日に発表した。同調査は、5月26日〜30日の期間に行われている。

 調査対象者に、自身または子どもの就職活動において、親子間で意見の相違や対立を経験したことがあるかを尋ねたところ、「経験したことがある/あった」という回答は、大学院生で94.6%、保護者で74.8%を占めた。

 自身または子どもの就職活動において、親子間で意見の相違や対立を「経験したことがある/あった」と答えた人に、どのような点について意見の相違や対立があったかを尋ねた質問(複数回答)では、大学院生・保護者ともに「研究テーマと関連が薄い企業や業界の選択」が最多となっている。

 自身または子どもの就職活動における親子間での意見の相違や対立について、具体的なエピソードを自由に答えてもらったところ、大学院生では「給料面で対立した」、保護者では「伝統的企業を望む親と新興企業を望む子どもとの間に相違」などの回答が寄せられた。

 当事者または保護者として、就職先を選ぶ際に重視している点としては(複数回答)、大学院生では「専門分野とは異なるが、研究プロセスで身につけた論理的思考力や分析力などが活かせる環境」(62.2%)などが多く、保護者(17.1%)と比較して45.1ポイントの差が生じている。

 なお、「研究プロセスで身につけた論理的思考力や分析力」は、汎用的能力(トランスファラブルスキル)と呼ばれる(文科省・経産省「博⼠⼈材の⺠間企業における活躍促進に向けたガイドブック」)。

 大学院生に、「親ブロック」(親の意見や反対により内定辞退や就活継続を余儀なくされること)を経験したことがあるかを尋ねた質問では、「経験したことがある」が62.2%、「経験しそうになったが解消した」が31.5%となった。

 保護者に、子どもの就職先選択について自身の意見が採用されなかったり、反対したりしたことがあるかを尋ねたところ、「よくある/あった」が18.9%、「たまにある/あった」が44.2%となっている。

 保護者のうち、子どもの就職先選択について自身の意見が採用されなかったり、反対したりしたことが「よくある/あった」または「たまにある/あった」と答えた人に、反対した理由を尋ねた質問(複数回答)では、「給与・待遇が十分でないと感じたから」(51.4%)がもっとも多かった。「企業の将来性や安定性に不安があるから」(45.7%)、「研究テーマや専門分野を直接活かせる仕事内容ではなかったから」(32.9%)が続いた。

 大学院生のうち、「親ブロック」を「経験したことがある」または「経験しそうになったが解消した」と答えた人にその理由を尋ねたところ(複数回答)、「親が『研究プロセスで身につけた論理的思考力や分析力など』の価値を理解していないから」(65.4%)が最多となった。以下、「親が『博士・修士の学位』に見合う仕事かどうかを重視しているから」(38.5%)、「親が望む大手・有名企業ではなかったから」(27.9%)が続いている。

 大学院生に、内定承諾の判断をする際に保護者(親)の意見をどの程度考慮するか/したかを尋ねた質問では、「非常に考慮する/した」が24.3%、「やや考慮する/した」が70.3%だった。

 保護者に、子どもの内定承諾の判断にどの程度関わるべきだと思うかを尋ねたところ、「積極的に関わるべきだ」が17.1%、「ある程度関わるべきだ」が55.0%となっている。

 大学院生のうち、内定承諾の判断時に保護者(親)の意見を「非常に考慮する/した」または「やや考慮する/した」と答えた人にその理由を尋ねたところ(複数回答)、「親の人生経験や社会経験を尊重しているから」(61.9%)がもっとも多い。続いて「親を安心させたいから」(47.6%)、「親に経済的に支援してもらっているから」(29.5%)となっている。

 保護者のうち、子どもの内定承諾の判断に「積極的に関わるべきだ」または「ある程度関わるべきだ」と答えた人にその理由を尋ねたところ(複数回答)、「社会経験が豊富なので助言できるから」(61.3%)が最多となった。以下「子どもの将来を真剣に考えているから」(45.0%)、「就職は人生の重要な岐路なので全力でサポートしたいから」(33.8%)が続いている。

 大学院生に、保護者(親)とのコミュニケーションにおいて、実践している(または実践しようと思う)工夫や解決策を尋ねた質問(複数回答)では、「業界やキャリアパスの最新情報を親と共有している」(55.0%)がもっとも多い。「企業説明会や研究室訪問に親も一緒に参加している」(45.0%)、「研究室の指導教員から親へ説明してもらう機会を設けている」(36.0%)がそれに続いた。

 保護者に、子どもとの就職活動に関するコミュニケーションにおいて、実践している(または実践しようと思う)工夫や心がけを尋ねた質問(複数回答)では、「大学院レベルの専門職の就職市場について情報収集している」(42.3%)が最多となった。以下、「子どもの指導教員や研究室の先輩の意見も参考にしている」(35.1%)、「意見の押し付けをしないよう気をつけている」(29.7%)が続いている。

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