教育AI活用協会(AIUEO)は、生成AI協会(GAIS)と教育分野における生成AIの利活用推進、およびAIリテラシー教育の普及を目的とした、包括的連携を開始したことを10月27日に発表した。

教育AI活用協会は、教育現場におけるAI活用の普及と教育の質向上を目的としている。同協会は衆議院第一議員会館にて「教育AIサミット」を2024年・2025年と2年連続で開催し、関係省庁や教育関係者、企業、自治体が一堂に会する場で生成AIの活用事例を共有してきた。
さらに、東京大学での教育AIハッカソン、コクヨ The CAMPUSでの実例紹介、幕張メッセでの「教育AIサミット in Interop Tokyo」といった多彩な活動を通じて、教育現場のアップデートを推進。教育の未来を切り拓く実践的な取り組みを、全国規模で展開してきた。
一方、生成AI協会はAIと人間の共生・協働社会の実現を目指して、AI時代に必要な人材育成、企業・行政の変革支援、生成AIの健全な活用推進を行っている。Facebookグループおよびメールマガジンの登録者は4000名を超え、国内最大級の生成AIコミュニティを形成している。
両協会は、生成AI時代における教育現場の革新を共通の課題と捉え、教育分野におけるAI活用の実践的知見を共有・発展させることが重要であるとの考えから、今回の協働に至った。
今回開始された協働では、以下の取り組みを検討して、共同で推進可能な体制を構築していく(詳細は後日発表予定)。
- 教育関係者・自治体職員を対象にした「生成AIリテラシー研修プログラム」の共同開発・実施
- 学校現場や教育機関での生成AI活用事例の収集・検証・共有
- 生成AIを活用した教材開発・教育支援ツールの共同研究
- セミナー・シンポジウム・フォーラムなどの共催による知見交流の促進
- 両協会の会員ネットワークを活かした連携プロジェクトの推進
これらの取り組みにより、教育現場・民間企業・行政・研究機関の垣根を越えて、生成AIを活用した新たな教育モデルの構築と人材育成エコシステムの形成を目指す。
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