エンは、大阪偕星学園高等学校にて教員免許不要の「校長」を公募する「ソーシャルインパクト採用プロジェクト」を開始した。同プロジェクトの期間は2026年1月11日までとなっており、同社の運営する「ミドルの転職」「AMBI」「エン転職」にて募集を受け付けている。

大阪偕星学園高等学校は、2029年に創立100周年を迎える歴史ある高校だが、数年前までは定員割れを起こすなど変革への大きな岐路に立たされていた。
同校で学校経営の中核を担う太田尚樹氏は、「従来の教育だけで、不確実性が増す時代を生き抜く力は本当に育めるのか」という問いから、「おもろい、みになる、みちになる」という新たな教育方針を策定。さらに、生徒一人ひとりの「おもろい」を起点とした、「生きる力」を育むための学校づくりを行っている。
現在行われている校長の公募は、同校にとっては初の試みとなる。新校長に期待されるのは、太田氏が掲げる教育方針を具体的なカリキュラムへと落とし込み、教員組織を動かしていくCOOの役割となる。「生徒たちが心から『おもろい』と感じる瞬間を増やし、一人ひとりが持つエネルギーを最大限に引き出す」ことをミッションに、経営陣が描くビジョンを土台としつつも、どのような学校づくりを進めていくかは校長に任される。新しい学校の姿を描いて、実現していく「学校改革の核」となるポジションになっている。
今回の公募では、学校現場での経験や教員免許は不要となっている。教育への熱意やビジョンへの共感、組織を牽引するリーダーシップ・マネジメントスキルが重視される。教員1人ひとりの情熱や専門性を最大限に引き出して、学校運営を「おもろく」変えていける人材が求められている。
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