Lentranceは、同社の学習用ICTプラットフォーム「Lentrance(レントランス)」の導入・利用状況を一元管理できる「教育委員会・学校法人向けサービス」において、学校現場の利便性向上を企図した機能アップデートを実施したことを、2月1日に発表した。
2024年度からデジタル教科書の本格導入が始まり、小学校5年生から中学校3年生までの全児童生徒に対して英語のデジタル教科書が提供される。これに伴い、学校現場を所管する教育委員会や学校法人では、学校ごとのデジタル教科書整備状況や利用状況の把握と状況に応じたフォローアップを迅速に行うことが求められている。
同社は、こうした背景と、すでに「教育委員会・学校法人向けサービス」を導入している66自治体(2024年1月時点の導入数)からの意見や利用状況を踏まえて、視覚的なわかりやすさ、集計作業などにおけるデータ活用のしやすさを重視したダッシュボード機能のアップデートを行った。
アップデートの概要は以下の通り(アップデート版は2024年1月29日に提供開始)。
整備状況の見える化
所管する学校全体の整備状況データを作業ステップごとに表示
集計対象の拡大
児童生徒に加え、先生用アカウントも集計対象に追加
集計機能の強化
各種データをデジタル教科書ごとでも集計・表示
ファイル出力への対応
必要な情報をCSV形式で出力可能
今回のアップデートにより、予算執行状況の把握やデータの活用をより柔軟に行うことが可能となったが、今後もさらなる利便性の向上を見据えたアップデートを継続していく。2024年度は以下の機能を追加する予定(有償での提供)。
- 学習履歴ダッシュボード機能
- プリント配布機能
- Webテスト機能
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