「特集記事(海外動向)」連載一覧
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2020/05/14
南欧各地で進む遠隔教育――テレビとネットの同時配信、子どものためのCOVID-19対策サイトなど
日本でも報じられているように南欧で新型コロナウィルスCOVID-19が猛威を振るい、3月上旬のイタリアに続き、3月半ばスペインとポルトガルでも非常事態宣言が出され、学校は休校となった。その後、新型コロナウイルスの影響を大きく受けた南欧諸国では一部を除き多くの学校で9月まで休校だが、すでに自宅からの遠隔教育も始まった。
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2020/03/02
中国の英語教育にAI活用はあたり前~英語スピーキング評価AI技術「CHIVOX」に見る中国と日本の英語教育の差
近年、人口減少による外国人労働者の増加、インバウンド海外旅行者の増加、企業のグローバル展開などといった日本社会の国際化により、英語などの外国語の習得が重視されるようになっている。採用や待遇の目安の一つとしてTOEICなどの英語民間試験のスコアを使用する企業が増え、2019年11月1日に延期が発表されたものの、将来の大学入学共通テストでは英語の民間試験の導入が予定されている。このような背景の中、テクノロジーを活用し、語学教育に役立てるという動きが注目されている。
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2020/02/14
プログラミング教育で目指すべき本当のゴールとは?――プログラミング国際大会で感じた世界と日本の子どもたちの違いから考える
いよいよ2020年4月から小学校でプログラミング教育が全面実施されます。この必修化については、子どもたちの将来を考えて賛成、という意見と同時に、不安や不満の声も多く聞こえてきます。子どもたちにとって、プログラミング教育のゴールはどうあるべきなのでしょうか? ロボットプログラミングの国際大会「WRO(World Robot Olympiad)」の審査員を務める中で感じた世界と日本の子どもたちの違いから、プログラミング教育の本当のゴール、そしてそのゴールにたどり付くための公教育と民間教育の在り方に...
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2019/05/17
いま、日本で国際バカロレア(IB)が注目される理由とは――生徒の「思考力」を鍛え、一流の社会人を育むプロセスを経験者が解説(後編)
今後の国際社会で通用する人間を育てる教育プログラムとして、日本でも国際バカロレア(IB)への注目が急速に高まっています。本連載では、英語塾キャタルのバイリンガル教師として活躍するIB経験者2名が、「IBとは具体的にどのようなプログラムなのか」「IBの授業を通してどういったスキルが身につくのか」という内容を前編・後編に分けて解説します。
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2019/02/22
高校生でAI技術を習得? 教科書から見る中国のSTEM教育事情
第4次産業革命の時代と言われ、各国でSTEM(Science, Technology, Engineering, Mathematics)教育に力を入れているとき、その動向を把握することが重要です。特に、昨今の中国の動きは急速です。高校生向けの「人工知能基礎」の教科書が2018年4月に出版され、全国40校のトップレベルの高校で使用が開始されました。教科書の現物を手にして、中国関係者と議論をする機会があり、中国におけるSTEM教育の現状を垣間見ることができたので、教科書の内容、背景を紹介します。...