インヴェンティットは、MDM(Mobile Device Management:モバイルデバイス管理)ソリューション「mobiconnect」の最新バージョンとなる、Ver.31.19を6月29日にリリースした。

今回のアップデートは、管理者の操作性向上や業務負担の軽減を目的としている。
3月に「教育情報セキュリティポリシーに関するガイドライン」が改訂され、現場における安全な運用促進のための取り組みが進められている。しかしながら、教育情報セキュリティポリシーの策定が未整備な教育機関も多く、管理の難しさは引き続き課題となっている。さらに、現場でICT機器の運用を担う教職員には、複雑化する設定画面や煩雑な管理作業が負担となる現状もあるという。
そこでVer.31.19では、「監視ポリシー」「フィーチャーセット」のUIv3対応、Androidアプリ配信管理の改善、通知機能の追加などを実施している。同アップデートによって、従来と比較して設定・配信状況を把握しやすくなり、ICT担当者による端末管理業務の効率化が期待できる。
具体的には、管理画面のUIv3に「監視ポリシー」「フィーチャーセット」設定画面を統合した。より直感的な操作を可能にしたほか、ポリシー変更や設定管理を容易にした。なお、管理画面についてはUIv2とUIv3の項目比較表も整備し、管理者が迷わず移行できるよう配慮している。
また、iOSの監視対象端末に対して、ユーザー通知でログイン情報(ユーザーID・パスワード)を送信できるようにした。特定ユーザーへのセキュアな通知配信が可能になったため、情報共有が効率化される。
さらに、Googleのガイドライン変更にともなって、Android向けアプリ配信方法を更新するとともに、アプリ配信画面に「端末一覧を表示」「インストール状況の再取得」機能を追加した。そのほか、アプリの未インストール端末も容易に把握できるようになっている。
「mobiconnect」は、スマートフォンやタブレット端末、パソコンといった学校で利用するモバイルデバイスについて、遠隔からのアプリ配信や設定変更を可能にするほか、紛失時には位置情報の取得やロック、データ消去を可能にするMDMソリューション。管理コストを抑え、効率的なデバイス運用を可能にする。
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