記事一覧
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2020/07/03
「10人に1台」の環境からオンライン教育を実践――あきらめない気持ちが新しい学びにつながった尼崎市の事例
超教育協会は、5月から自治体や民間教育におけるオンライン教育の取り組みを紹介する「オンラインセミナー」を行っている。6月3日に開催された第3回では、「尼崎市教育長に聞く~尼崎市のオンライン教育の取組」と題し、兵庫県尼崎市教育委員会教育長の松本眞氏が、尼崎市の休校時における市教委と学校との奮闘を語った。
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2020/07/01
初めてのオンライン授業、まずは"つながる"ことが重要――実践中の塾に訊いた課題と心構え
新型コロナウイルス感染拡大の防止のため、4月からは多くの塾が休業を余儀なくされました。学校の臨時休校も相まって、パソコンやタブレットなどで受講できる「オンライン授業」が注目を浴びてきましたが、実際に導入するとなると環境整備や保護者の理解、指導者のスキルなど、課題は多くあります。そんな中、試行錯誤しながら初めてのオンライン授業に取り組んだ埼玉県鴻巣市の私塾 学びの道の塾長、寺山卓さんに、授業のオンライン化に至った経緯と、実践にあたって意識したことや課題を伺いました。
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2020/06/30
できないから「やらない」のは遅れているということ――休校期間中、5つのステップでオンライン授業を実現した熊本市
新型コロナウイルスの感染防止策として、地域によっては3カ月という長期間にわたる休校が続いた。現在学校は再開したが分散登校などの対策が続いている。長い休校期間中に、残念ながら子どもたちに十分なアプローチができなかった学校も多い中、オンライン授業の目的を明確にし、子どもと学校がつながり続けてきた自治体もある。熊本市では、これまで市内小中学校で段階的に行ってきたICT整備・活用を背景に、休校期間のオンライン授業を進めてきた。推進のベースとなる明快な課題整理と具体的な施策を熊本市教育長 遠藤洋路氏が語...
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2020/06/29
子どもの使い勝手を第一に考えた「子どもファースト」の製品を家庭学習で――ICTを使いこなす先生がアイケアモニター「GW2480T」をレビュー
緊急事態宣言が解除され、学校も全国的に再開しつつある。休校中に行われてきたオンラインの学びにより、学校はもちろん家庭での学習の多様さに気付いた人も多いだろう。しかし、GIGAスクール構想がまだ進行中の現在、環境がそろっていないため学習機会を逃してしまった家庭があったことも同時に問題となった。では、家庭ではどのようなICT環境を整備するといいのか。オンライン授業に参加できるパソコンやタブレットなどはもちろんのこと、保護者としては、子どもの目の健康や学ぶときの姿勢をサポートする外部モニターなどもあ...
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2020/06/26
遠隔授業における動画教材の作成と効果的な活用のポイントとは? デジタルハリウッドの教員が語る
新型コロナウイルスの影響もあり、さまざまな教育の場面で遠隔授業が広く行われるようになってきた。しかし、特に大学など専門性が高い教育機関においては、独自性の高い授業が行われる傾向があり、その難しさが大きな課題となっている。そこでデジタルハリウッドでは、15年以上にわたる遠隔授業の教材開発と運用に基づく知見やノウハウを還元する場として、5月20日にウェビナーを開催。同社で教材の開発責任者を務め、専任助教として授業運営にも携わる石川大樹氏が、教材づくりの工夫や授業での活用のコツなどについて紹介した。...
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2020/06/25
Withコロナの時代にアップデートを迫られる教育現場と教師たち〜広尾学園が実践するオンライン授業の成果と将来展望
ITエンジニア・プログラマのための求職・学習サイト「paiza(パイザ)」。33万人が利用するこのサイトでは、求職者と求める企業のミスマッチを防ぐためのスキルチェックとともにWebブラウザ上で動画を見てすぐにプログラミングできる学習の仕組み「paizaラーニング」を提供。1200を超える動画と約1400問の演習問題を、ユーザーあたり月額980円(税別)の購読料で配信している。paizaラーニングには教育機関向けに無償で提供される「学校フリーパス」のメニューがあり、先日これを積極的に活用している...
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2020/06/24
自ら試行錯誤する学びの体験をオンライン授業でも~広尾学園が実践するプログラミング学習で得られた効果とは
33万人が利用するITエンジニア・プログラマ専門の総合求職・学習サイト「paiza(パイザ)」。2013年に転職向けのサービスとしてスタートしたpaizaはその後、Webブラウザ上で動画を見てすぐにプログラミングできるような学習の仕組み「paizaラーニング」を提供するようになる。現在は1200を超える動画と、約1400問の演習問題があり、毎月25程度の問題が追加されている。ユーザーあたり月額980円(税別)から利用できるサービスであるものの、教育機関向けには全講座を無償で提供する「学校フリー...
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2020/06/23
教育機関での活用が進む「Slack」――慶大、近大、N高、京大の事例を紹介
メールに代わるコミュニケーションツールとして急成長中のメッセージプラットフォーム「Slack」。ビジネスはもとより、学校など教育の現場でもさまざまな活用が期待されている。そうしたニーズを受け、Slack Japanでは5月14日、Slackを導入し活用中の教育機関の関係者をゲストスピーカーとして招き、ウェビナーを開催した。どのようなコミュニケーションが行われ、どのような効果が得られるのか。さまざまな事例が紹介され、導入・運用のコツや課題、改善点などが語られた。
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2020/06/22
教育長の強い意志により「学びそのもの」の変革を目指す広島県――コロナ禍の中で急速に進められたオンライン教育への取り組み
新型コロナの影響による学校の休校は長期化し、地域によっては丸3カ月継続してしまった。再開後も当面分散登校などの対策が各学校で続く。この事態にあって学習のオンライン化が求められるものの実現できている自治体はまだ少ないのが現状だ。そんな中、広島県では4月から県内すべての県立高校でクラウドサービス(Googleの「G Suite」等)の活用を始めた。慣習に縛られず地方教育行政に新しい風を吹き込む広島県教育長の平川理恵氏が、今回のコロナ対応の経緯と今後のビジョンを語った。5月20日に開かれた超教育協会...
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2020/06/19
学校でのオンライン授業やICTの活用を促進する「EdTech導入補助金」とは? リンク集とともに活用法や注意点を紹介
「EdTech導入補助金」は、EdTechソフトウェアとそれに関わるサービスの教育現場への導入を促進すべく、EdTech事業者に対して必要な経費を補助する経済産業省の制度です。学校などの教育機関は、利用したいソフトウェア・サービスを取り扱う事業者と協力し、申請・報告書類作成を行うことで、最高200万円まで費用負担なしで導入することができます。本稿では、同事業の活用に向けた進め方や注意点に加え、該当事業者をリンク集(随時更新)の形でお伝えします。
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2020/06/18
【先生のコミュニティ紹介】先進的かつ誰でも取り組めるプログラミング教育を――尼崎市の自主研究会「AP Labo」
有志の先生・教育関係者の方々でつくる「コミュニティ」活動をご存じですか? どのコミュニティも、より良い学びの実現に向けて、情報交換やワークショップ運営といった活動に日々取り組まれています。EdTechZineではその方々を応援したいと考え、コミュニティを紹介するコーナーを設けました。3回目となる今回は兵庫県尼崎市で活動する、小学校の先生のコミュニティ「AP Labo」を、代表の林孝茂先生にご紹介いただきます。(編集部)
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2020/06/17
公立高校でゼロからICT教育を実践した先生が解説! プロジェクターを活用した授業の可能性
全国の休校にともなうオンライン化とGIGAスクール構想により、学校のICT化が急ピッチで進んでいる。1人1台のコンピューターだけでなく、学校の各教室に大型スクリーンやプロジェクター、電子黒板などの導入も進む。その中でも「現場の先生から『プロジェクターをさらに活用したい』などの問い合わせが多い」と話すのは、EdTechZineの人気連載「ゼロから始めてここまでできる! 公立高校でのICT教育実践」を執筆する浅見和寿さんだ。浅見さんは、これまで公立高校においてICT機器を取り入れた授業を実践し、担...
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2020/06/16
休校中、Google for Educationを活用した2校の事例――オンライン授業の実現に大切なこととは?
新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、全国の学校が休校措置をとった。そのような状況の中、オンラインでの学びに挑戦する学校も多数見られた。6月11日にオンラインで開催された「Google for Education を活用した遠隔学習に関する記者説明会」では、埼玉県立越谷南高等学校と関西学院千里国際中等部・高等部の2校の事例が発表された。
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2020/06/15
オンライン授業が難しい実技科目、自律的学習を実現する「動画教材活用のコツ」とは? デジハリが長年のノウハウを解説
新型コロナウイルスの影響もあり、さまざまな教育の場面で遠隔授業が広く行われるようになってきた。現場での試行錯誤も続いており、特に実技科目での指導の難しさを感じている人は多い。そうした課題感のもと、「デジタルハリウッドアカデミー」では、5月19日にWebデザイン・グラフィックデザイン等のデジタルスキル教育における「IT系実技科目の遠隔授業」についてウェビナーを開催した。デジタルハリウッド大学・デジタルハリウッド大学院の准教授であり、Webデザインの専任講師を務める栗谷幸助氏が、これまでの経験から...