エンライクの運営する「じゅけラボ予備校」は、2025年度の高校入試を経験した15〜16歳の子どもを持つ40〜59歳の保護者を対象に実施した、「高校受験の対策としての学習支援サービスの利用実態」に関するアンケート調査の結果を10月10日に発表した。同調査は、7月18日〜9月3日の期間に行われ、850名から回答を得ている。
調査対象者に、子どもが高校受験対策として、塾または家庭教師(オンライン含む)を利用したかを尋ねたところ、「塾・家庭教師は利用していない」(37.3%)が最多となった。これは、教育費の負担増が続く中で、多くの家庭が塾の費用を捻出することに困難を感じている現状を反映していると予想される。

それに続くのは、「集団指導塾(対面)を利用した」(28.1%)と「個別指導塾(対面)を利用した」(27.1%)となっている。両者を合わせた割合は55.2%に達し、依然として対面での指導に絶大な信頼が寄せられていることがうかがえる。
一方でオンラインサービスの利用率は、「個別指導塾(オンライン)を利用した」(2.2%)、「集団指導塾(オンライン)を利用した」(1.2%)、「家庭教師(オンライン)を利用した」(0.8%)、「学習管理型の塾・予備校(オンライン)を利用した」(0.5%)となっている。これらすべて合わせても、その割合は4.7%に留まり、高校受験におけるオンライン学習の利用は、まだ限定的であることが明らかになった。
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