山形県、令和8年度採用公立学校教員選考試験で秋選考を初実施へ

　山形県教育委員会は、他県から「山形県へ戻りたい」「山形県へ移住したい」と考えている教員のニーズに応えるため、令和8年度採用山形県公立学校教員選考試験の秋選考を、今年度、初めて実施する。

　これまで山形県では公立学校教員採用試験の受験機会が年度当初のみと限られていたため、勤務の状況や移住のタイミングにより受験が難しい場合があった。今回、10月出願の秋選考を導入することにより、年間2回の受験機会を設けることで、県外からのUターンや山形県への移住による教員志望者が受験しやすい環境を整備した。

　秋選考の対象となる校種は小学校で、採用見込数は若干名となっている。受験対象は現職および元職教員で、令和8年度採用山形県公立学校教員選考試験の第二次試験を受験していない人。出願資格の詳細については、同県のWebサイトで公開されている実施要項で確認できる。

　出願の受け付け期間は、10月7日から10月27日までで、申請は同県の電子申請システム「やまがたe申請」を通じて行う。試験日は11月23日で、会場は山形県庁となっている。