基本情報
- コミュニティ名:MIEE Talks@Admin.(Mentor Innovator Educator Expert Talks@Admin.)
- Webサイト
- メールマガジン登録
どのような人が所属しているのか
- 代表:関口あさか
- 共同代表:安藤昇
- 副代表:福島学
小学校・中学校・高校・特別支援学校・大学機関の教員36名。ほとんどのメンバーがMIEE(Microsoft Innovative Educator Expert)、Google Certified Innovator、ADE(Apple Distinguished Educator)、Intel Teach Mater TeacherなどのICT関係の認定を受けています。また、ICT夢コンテストなど国内の大きな賞を受賞した先生も多く、さらに教育界のノーベル賞と言われるGlobal Teacher Prizeにノミネートされた先生も在籍しており、教育実践力や専門性の高い先生が集まっています。
代表
関口 あさか(せきぐち・あさか)
埼玉県立特別支援学校さいたま桜高等学園 教諭、「MIEE Talks@Admin.」代表、マイクロソフト認定教育イノベーター(MIEE) 2016-2021、Microsoft Innovative Educator Fellow 2020-2021、Google認定教育者レベル2、UDフォントエバンジェリスト。
10年前から重度の知的障がいや身体障がい、学習障がいのある子どもたちに向けて、iPadやPCなどのテクノロジーを教育現場に取り入れ、学習やコミュニケーション、英語授業、ものづくりなどの表現活動支援や研究を学校内外で行っている。
イラストが得意で、知的障がいのある子どもの英検取得の支援やイラストや感覚イメージを用いた英語授業や学習方法を推進。
ICT夢コンテスト宮島龍興記念教育賞などを受賞し、書籍や新聞、TED、Webサイトに多数教育実践が掲載されている。
主な活動内容
「子どもも大人もワクワクできる学びを」をコンセプトに掲げた、テクノロジーを教育に活用している全国の教員による有志のコミュニティです。2017年の秋に発足しました。
「企画する自分たちもワクワクできること」を大事にし、「教育とテクノロジー」「遊びと学び」「創造性」「すべて子どもへの学びの保障」などをテーマにセミナーやワークショップの企画、研究会などを行っています。
20代からベテランまで、老若男女関係なく仲が良く和気あいあいとした雰囲気が魅力の1つとなっています。リーダーが女性であるという点も特徴的です。
同じ職場の先生だけですと、できることややりたいことに制限がかかってしまうこともありますが、職場の枠を超えた先生同士のコラボができることで、今までにないような面白いワクワクを生み出せるのではないかと感じています。また、職場内での悩みやICT関連の困りごとなどを共有し合ったり、アドバイスし合ったりし、前向きになれるところもこのコミュニティの良さだと思います。
特別支援に関わる教員や研究者も多いことから、障がいや学びにくさのある子どもや保護者向けのワークショップやセミナーも行い、学びの格差や障壁を打破していく取り組みも行っています。
また、日本マイクロソフトなどさまざまな企業とコラボした企画や共同研究なども行っています。
名前の由来と目指すもの
メンバーの一人ひとりの教員が、学校内外で「Mentor」「Innovator」「Educator」「Expert」としての役割を果たすことを意味しています。また、TED Talksのようにさまざまな「場所で」老若男女関係なく、すてきな考えや実践を「伝えたい」と思い、「@Talks」と付けました。当初想像していたよりも規模が大きくなり支部もできたため、「Admin.」を数年後に足した形です。
過去の主催・企画協力のイベントはこちらのページで見ることができます。今回はその概要や一部を紹介します。
障がいのあるなしに関わらず親子で楽しめる学びの提供
障がいのある子どもたちが安心して参加できるイベントが少ないと以前から感じていました。そこで「MIEE Talks@Admin.」では、障がいのある子もない子も一緒に楽しめる遊びや学び、表現活動の提供を発足当時からしています。テクノロジーとモノづくりを組み合わせて、「文字とデザイン~さまざまなフォントで表現しよう!~」「ドローンで遊ぼう!」「マイクラ×プログラミング」などを新豊洲オータムフェスや夏のイベントなどで行ってきました。さらに、海外のクラスとリアルタイムでつないで、国当てゲームをする「Mystery Skype」も行い、海外の子どもたちとやり取りをするワークショップも行いました。
昨年の12月には、オンラインで親子で楽しめる「遊び×学び×テクノロジー」というイベントを開催し、コロナ禍の家庭での学び支援を行いました。
発足から現在まで、幼稚園生から大学生と幅広く、また重度の身体障がいや知的障がいのある子どもたちも多く参加し、これまで500名以上の親子が参加してくれました。
明日からの実践につながる教員向け教育イベント
都内を中心に、「テクノロジーと教育」を主なテーマに、小規模なワークショップから1000人規模のカンファレンスまで開催してきました。
コロナ禍以降は、オンラインでセミナーを定期的に開催し、学びを止めないための取り組みを行っています。
さらに、日本マイクロソフトやバザールなどさまざまな企業や団体へ、ボランティアで企画協力という形で、セミナーやワークショップづくりのお手伝いをしています。「Microsoft Education Day in Japan」はこのイベントの発足当初の2017年から毎年、企画・内容構成などの協力をしています。
今年はオンラインでの開催でしたが、YouTubeの当日の視聴数は2700を超え、多くの方にご参加いただきました。
テクノロジーを活用した教育実践集の作成と配布
明日から真似できる実践集!という視点で、日本マイクロソフトと連携し『マイクロソフト認定教育イノベーターによるICT活用実践集』といった冊子づくりを行い、イベントなどで無料配布しています。こちらの実践集は日本マイクロソフトのサイトよりダウンロードが可能です。
実践力の高い教員がそろっているので、機会があれば第2弾を作成しようと考えています。
メンバー募集について
テクノロジーを教育に活用し、「遊びの中の学び」を大事にしている教員・研究者の方を募集しています。何より、老若男女関係なく、大人になっても童心を忘れず和気あいあいと仲間と活動したいという方を募集しています。
夏と冬に大きなイベントを開催しており、グループの雰囲気や活動を知っていただくために、このどちらかのイベントづくりを一緒に経験していただいてから、お入りいただいています。
ご希望の方は私たちが企画するイベントにまず参加いただくか、メンバーに声をかけていただけたら幸いです。
【編集部より】先生のコミュニティを続々紹介予定です!
本コーナーでは、今後も先生・教育関係者の方々主導のコミュニティを紹介していく予定です。EdTechZineの会員登録(無料)を行い、下の「この連載の更新時にメールでお知らせ」ボタンを押していただくと、新着記事をメールでお知らせいたします。コミュニティ活動にご興味がある方は、ぜひご登録ください。
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