先生の声を受けて、先生が作り上げた模擬授業のイベント
2019年12月8日、日本マイクロソフトの本社にて「模擬授業で体験! 電気の利用×プログラミング教育」と題したイベントが行われた。発案したのは、プログラミング教育に関する活動を行う小学校の先生のグループ「Type_T」主宰の鈴谷大輔先生(イベントはType_T、みんなのコード、東京都小学校プログラミング教育研究会の3者共催)。鈴谷先生自身も、プログラミング教育必修化の全容が見えてきた2年前、大きな不安を抱えていたという。

しかし「模擬授業形式で触れられたら、教材の比較検討もできるし、不安も減るのでは」。そう考えた鈴谷先生自ら、複数の教材メーカーに声をかけ、今回のイベントが実現した。
イベントには国内外の教材メーカーら10社が参加。鈴谷先生が声をかけたすべての企業・団体が参加したという。
参加企業・団体
ほとんどの教材メーカーが模擬授業形式で提案、指導案も用意されているとあって、日曜日にもかかわらず、会場には全国各地から多くの先生が集まった(指導案の詳細は後述)。
冒頭のあいさつで鈴谷先生は「先生自身がワクワクして授業に取り組まなければ、子どもたちもワクワクさせられない」と呼びかけ、和やかな雰囲気でイベントはスタートした。
それぞれの教材の特徴を活かした模擬授業
ここからは当日行われた模擬授業の模様を一部ご紹介する。なお、当日模擬授業を体験したのは小学校の先生だが、本稿では実際の授業を想定して「児童」と表現する。
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【MESH】簡単に使用できるセンサーとスイッチ
ソニーの「MESH」を使った模擬授業を担当したのは、千葉大学教育学部附属小学校の小池翔太先生だ。

「MESH」は理科の教科書、6社中3社で教材例として掲載されているIoTプログラミングツール。今回の模擬授業ではiPadのアプリでプログラミングを行った。
まず授業の冒頭で、「昼に明かりがついていない街灯」と「夜に明かりがついている街灯」の画像を並べて提示し、「街灯に施されている工夫は何か」と児童に問いかける。児童は「暗くなったら自動的に電気がつく」と返答。消し忘れを防ぎ、無駄なく電気を使う仕組みを「MESH」を使ってプログラミングしていく。

「MESH」を使った授業のポイントとして「子どもに不要な試行錯誤をさせないための準備を、あらかじめ先生側でやっておくべき」と小池先生は解説。「MESH」はセンサーとスイッチを制御するため、ボードが接続された「GPIO」ブロックのプログラミングがあらかじめ必要になる。「アプリ上に事前に用意しておくことが重要」とした。
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