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EdTechZineオンラインセミナーは、ICTで変わりつつある教育のさまざまな課題や動向にフォーカスし、最新情報をお届けしているWebメディア「EdTechZine(エドテックジン)」が主催する読者向けイベントです。現場の最前線で活躍されているゲストの方をお招きし、日々の教育実践のヒントとなるような内容を、講演とディスカッションを通してお伝えしていきます。

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EdTechZine読者イベントレポート

AI時代の学びに有効な3つの授業支援ツール、どれを選びどう使いこなす? 平井聡一郎氏と提供企業の担当者が熱く語る

「授業支援ツールの選び方・使いこなし術」

 2020年の新学習指導要領完全実施を前に学校では、アクティブラーニングには欠かせない授業支援ツールについて、選び方、使いこなし方などでお悩みの先生が多い。そこで、そんな先生の疑問や不安を解消するべく、7月4日、EdTechZineでは「授業支援ツールの選び方・使いこなし術」と題して読者イベントを開催した。今回は株式会社情報通信総合研究所 特別研究員 平井聡一郎氏がそれぞれのツールの選び方などについて示唆しつつ、人気のツールを提供する3社が集まり、使い方のイメージや特徴などを、座談会形式で語った。

登壇者

  • 株式会社コードタクト 代表取締役/Conductor 後藤正樹氏
  • 株式会社MetaMoji 法人事業部 事業部長 植松繁氏
  • 株式会社LoiLo 教育ICTコンサルタント 営業 鍵本優紀氏

モデレーター

  • 株式会社情報通信総合研究所 特別研究員 平井聡一郎氏

適切なEdTechツール選びは「学びのビジョン」が起点

 「さまざまなEdTechツールが教育現場に導入されていますが、すべてがうまく活用されているとは限りません。道具は適材適所であるべきで、目的や使い方によっては有用にも無駄にもなる。ツール導入を成功させるためには、その目的や開発思想を理解し、使う側が意志を持って選ぶことが大切です

 冒頭でそう語った平井聡一郎氏は、ICT教育の研究の傍ら、文部科学省のICT活用教育アドバイザーも務め、機器の導入・活用やプログラミング教育のエバンジェリストとして全国各地で講演や指導にあたっている。平井氏は、日本の教育が大きく変化し、国をもそれを推進していることを強調。その理由としてAIなどの進化により、多くの仕事が置き換わり、今後は人が仕事をする上で、コミュニケーション力や創造性、特殊な技能を必要とする専門性が求められていることを挙げた。

株式会社情報通信総合研究所 特別研究員 平井聡一郎氏
株式会社情報通信総合研究所 特別研究員 平井聡一郎氏

 そうした近い未来の変化に対応するため、教育はどのように変わらないといけないのか。文科省は現在の枠組みの中で、指導内容を見直したり、指導法を改善したりすることで教育を変えていこうと考えている。一方、経済産業省は学びの枠組みから教育を変えることが望ましいとし、できれば来年、遅くとも5年後には新しい学びのための仕組みが構築されている必要があるとの方針を示し、さらに飛び級などの個人に応じた対応も不可欠としている。

 それぞれの省庁によって差はあるが、どちらも「現在の教育をなんとかしなければならない」と認識しているのは間違いない。では、どうすればいいのか。平井氏はその打開策について「受け身の授業を変えなくてはいけません。さまざまな情報を得て咀嚼し、自分の課題として言語化し、表現すること。インプットするだけでなく、アウトプットすることが大切です」と示す。さらに「アウトプットしたことに対して、さまざまなフィードバックを得る。その繰り返しこそが学びの基本となります」と続ける。

インプットからアウトプットへ。学びのサイクルを繰り返すことが重要。
インプットからアウトプットへ。学びのサイクルを繰り返すことが重要。

 インプット中心の授業から、アウトプット中心の授業へ。そのために有効な手段として、平井氏は次の3つのツールを紹介した。まず、Webブラウザ上でアクティブラーニングが可能になる「schoolTakt(スクールタクト)」、タブレット端末で使える手書きノートアプリ「MetaMoJi ClassRoom」、そしてプレゼンテーションの作成、双方向のやり取り、「シンキングツール」による思考の整理が簡単にできる「ロイロノート・スクール」だ。しかし、いずれも明確な開発思想がありながら、理解されないまま真価を発揮できないことがあるという。

 平井氏は「価格やスペックではなく、『自分たちがどのような教育を行いたいか』というビジョンを起点にすることが重要です」と述べ、「その上で、ツールでどのようなことができるのかを理解し、選択する視点と価値観を先生が持つことが大切。そして『学習の内容:鍛錬か探究か』×『学びのスタイル:個別か一斉か』のマトリックスで、ツールが使われる場面を想定することも必要です。ツールごとの違いを比較することで、それぞれの思想や使い方、使う場面が明らかになります」とイベントの目的を語った。

次のページ
個性豊かな3つのツールがそれぞれの独自性・優位性を訴求

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この記事の著者

伊藤 真美(イトウ マミ)

エディター&ライター。児童書、雑誌や書籍、企業出版物、PRやプロモーションツールの制作などを経て独立。ライティング、コンテンツディレクションの他、広報PR・マーケティングのプランニングも行なう。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です


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https://edtechzine.jp/article/detail/2504 2019/09/18 07:00

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