lanitechは、教員業務の効率化に特化した生成AIツール「School GPT Assistant(スクールジーピーティーアシスタント)」β版のリリースを、7月5日に発表した。あわせて、導入希望の学校や自治体なども限定募集する。

同サービスは、教員の業務効率化を目的に同社が開発した教育現場専用の生成AIツール。教員が、本来の業務である「思考」と「対話」に集中できる時間を確保できるよう、日々の文書作成を中心とした業務を支援する。
「テンプレート選択」「情報入力」「自動生成」の3ステップで使用でき、ITに不慣れな教員でも直感的に使える設計が特徴である。テンプレートは、通知文・学級通信・授業案・会議要点などを網羅。30日以内のログを自動削除し、閉域構成にも対応している。
同サービスは、小・中・高校の教員、管理職、ICT担当者、大学、専門学校、自治体、教育委員会などが対象となる。主な活用シーンは、通知文・保護者配布資料の作成、学級通信や授業案の下書き、会議要点や施策提案文書のたたき台、保護者会案内、行事の進行文、引き継ぎメモなどの補助など。利用プランは、部署単位導入・全校導入プランなど、相談に応じて対応している。

同サービスは現在β版として、試験導入フェーズにある。今後の本格サービス提供に向けて、実際に導入・活用しながら、現場の声を反映する先行導入パートナーを限定で募集している。パートナーとなる教育機関には、カスタムテンプレート設計・活用支援なども含めた伴走型の導入支援が提供される。
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