熊本県は、GIGAスクール構想の実現に向けて、全国で初めて県独自に「ICT活用研修パッケージガイドブック集」を作成したことを、1月7日に発表した。
「ICT活用研修パッケージガイドブック集」は熊本県教育委員会が作成したもの。GIGAスクール構想に対応した教師向けの各校種、および教育テーマごとのICT活用研修パッケージガイドブック集で、学校現場でICT利活用が進められるようになっている。
同ガイドブックの掲載コンテンツは以下の通り。
- ここから始めるICT活用ガイド
- 情報活用能力育成ガイド
- ICT活用研修ガイド
- ICT活用実践事例集
- ICT活用テーマ別ガイド
「ここから始めるICT活用ガイド」は、初心者でも抵抗感なく取り組めるよう、リーフレット形式で活用ポイントを紹介する。シリーズ化されており、現時点で「個に応じたツール編」「情報収集編」「考えを整理するツール編」が追加され、vol.4まで発行されている。
「情報活用能力育成ガイド」は、情報活用能力の育成、ICT活用の目的や意義、電子黒板・実物投影機・タブレット端末の使い方、授業でのICT活用ポイント、失敗例などの留意を網羅する。さらにQRコードからは、好事例動画を視聴できる。
「ICT活用研修ガイド」は、校内研修や市町村での集合研修などでの活用が可能な研修パッケージ。参加体験型のICT活用研修を計画する方法や、研修で使用するプレゼン資料・ワークシートをセットにした内容で、各学校・地域の環境や実態に応じた研修を実現する。
「ICT活用実践事例集」では、県内のICT活用事例を写真や活用ポイントとあわせて掲載しており、具体的な授業イメージを持つことができる。また、小・中学校版、高等学校版、特別支援学級版を用意している。
「ICT活用テーマ別ガイド」は、近年特に重要視されている「プログラミング教育編」「情報安全・情報モラル編」「遠隔学習・オンライン学習編」の3つの教育テーマについて、具体的な実践事例を交えながら解説する。
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