デジタルツール「ウェブルーレット」を提供している英APUNは、全国の小学校・中学校・高校の教員600名を対象に実施した、「班決め」に関する意識調査の結果を8月19日に発表した。同調査は、7月23日〜26日の期間に行われている。

調査対象者に、修学旅行や遠足などの課外活動のほか、授業でのグループワークや学級の係決めといった「班決め」について、年間の実施回数を尋ねたところ、「4~6回」(34.5%)がもっとも多かった。

「班決め」作業に要する、1か月あたりの時間を尋ねた質問では、「30分未満」という回答が62.2%を占めた。

「班決め」はストレスになるかを尋ねたところ、班決め業務に「ストレスを感じている」との回答が52.5%だった。

「班決め」において、ストレスを感じるポイントとしては、「班の中で孤立する生徒が出ること」(59.7%)、「生徒同士のトラブル(いじめ、けんか、怪我など)」(52.4%)、「学力・学習意欲の偏りによる学習効果の低下」(33.3%)が上位を占めている。

「班決め」のストレスが、自身の教育活動全体に影響を与えていると感じるかを尋ねた質問では、「影響を与えている」とする回答は40.3%だった。

「ウェブルーレット」での「班決め」によって、教員のストレスが軽減されると思うかを尋ねたところ、ストレス軽減の「可能性がある」とする回答が52.7%に達している。

「ウェブルーレット」を「班決め」に活用できたら、どのような点がメリットになると思うかを尋ねた質問では、「公平性が高まる」(43.2%)が最多となり、「教員の労力が軽減され教材研究や指導に時間を割ける」(30.0%)、「エンターテイメント性がある」(26.7%)がそれに続いた。

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