チエルは、校内のID管理サーバーを統合し、ID・パスワードをはじめとしたユーザー情報を一元管理する「ExtraConsole ID Manager」のバージョンアップを、8月19日に発表した。

「ExtraConsole ID Manager」は、さまざまなシステムのID情報を統合し、集中管理することができるソフトウェアで、組織内のメンバー追加、異動、退職等に伴うIDのライフサイクルを適切に更新できるようサポートする。
近年、学校現場では教職員の役割が多様化し、同一学校内での役職兼務や、学校をまたいだ兼務も増えてきている。兼務が発生した場合、それぞれの所属に合わせてシステムの利用権限を付与するなど、より複雑なID管理業務が発生する。また、新しく着任した教員のIDを速やかに発行したり、異動や退職に伴って不必要なIDを確実に削除したりする対応が求められる。こうした複雑なIDのライフサイクルを適切に更新できるよう、「ExtraConsole ID Manager」は、学校内で利用するIDやパスワードを一元的に管理することで、情報管理者の負担を軽減する。
今回のバージョンアップの概要は以下の通り。
兼務教職員のID管理をより簡素化
同一学校内で複数の役割を兼務している教員や、教育委員会などで複数の学校をまたいで業務をする教員など、いくつかの役割や所属を持っているケースがある。今回のバージョンアップでは、それぞれの立場に合わせたアクセス権やグループ設定を、ひとつにまとめて自動的に適用できるようになる。その結果、教職員は必要な機能にすぐアクセスでき、現場の運用がよりスムーズに、そして確実にできるようになる。

ユーザー簡易検索機能の搭載
従来の詳細検索機能とは別に、情報管理者が日常的によく利用する検索項目を設定できる機能。同機能は、新たに設置される「簡易検索」ボタンをクリックすると、元の画面の左側に重なる形でスライド表示される。簡易検索ウィンドウに表示させる検索条件は別画面で設定できる。

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