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EdTechZineオンラインセミナーは、ICTで変わりつつある教育のさまざまな課題や動向にフォーカスし、最新情報をお届けしているWebメディア「EdTechZine(エドテックジン)」が主催する読者向けイベントです。現場の最前線で活躍されているゲストの方をお招きし、日々の教育実践のヒントとなるような内容を、講演とディスカッションを通してお伝えしていきます。

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家庭学習におけるICT活用の可能性(AD)

GIGAスクール構想で変わること、保護者ができることは何か? ICT機器で広がる「学びの可能性」

BenQのアイケアモニター「GW2480T」/「GW2780T」の活用【為田裕行氏インタビュー】

家庭で用意するなら発達段階に応じたICT機器を

――では、家庭にはどのようなICT機器があると望ましいでしょうか。

 学年にもよりますが、スマホ、タブレット、パソコンと、発達に応じてだんだんと、バリエーション豊かなことができるようになっていってほしいですね。そうなると特に、キーボードは必要になると思います。

 この件は「鶏と卵」のようなもので、キーボードを使わない子どもはあまり長い文章を打たないので、なくても困らないのです。でも、ある程度長く書くようになると、フリック入力よりもキーボードを使うほうが早いと考え、そこからローマ字入力を勉強し始める。そのため、環境はあらかじめ用意したほうがいいと思います。

 また、外付けモニターは、置く場所の問題はありますが、家に1台あると便利です。大きい画面で見たほうがわかりやすい情報はたくさんあります。休校期間中も、学校からの教材などを見る際には、大きい画面のほうがより考えが深まると感じました。

 大人も、小さい画面で細かい表などを見るのはストレスに感じて、気付けるものも見落としてしまうことがありますよね。私自身が文章を校正する際も、大画面で作業したほうが質が高くなる気がします。

 また、授業動画も大きい画面のほうが、伝わるものがあります。実際にスマホの小さい画面と見比べてみて、多くの発見がありました。

「大きい画面だからこそ得られる気づきも多くある」と話す為田さん
「大きい画面だからこそ得られる気づきも多くある」と話す為田さん

――発達段階のお話もありましたが、中高生になると社会とつながる学びも増え、「大人がやっていること」に近い活動もあると思います。その際にも、大きな画面があるといいのでしょうか。

 学校では、iPadを使っている子どもたちは、画面をアプリごとに分割する「スプリットビュー」機能を使いこなし、メモとりながら検索を行うことをしています。マルチタスクで使う際は、たくさんの情報を見やすくする大きい画面があるといいでしょう。

――最近は映像制作を行う子どもも増えているそうです。こうした場面でも力を発揮しそうですね。

 はい、それは確かです。子どもたちのほうが、新しい使い方をどんどん見つけていくでしょう。

 学校の図書館のような場所に外部モニターがあれば、自分の端末を持っていってつなげられる。誰かがやり始めたら、「これいいな」と、どんどん広がっていくと思います。映像制作もプログラミングも、「誰かが作ったのを見て面白いと感じ、やりたくなる」という伝播性は、公教育や学校の持つ大きな役割です。すばらしい知識やアイデアを持っている子どもがクラスに1人いると、全体にも良い影響が出ますね。

 最初はスマホやタブレットで始めて、その先に「もっと本格的にやりたいからパソコンが欲しい」「大きな画面につなげたい」といった広がりがあればいいなと思います。

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家庭での学びを変えるBenQのアイケアモニター

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この記事の著者

相川 いずみ(アイカワ イズミ)

 教育ライター/編集者。パソコン週刊誌の編集を経て、現在はフリーランスとして、プログラミング教育やICT教育、中学受験、スマートトイ、育児などの分野を中心に、取材・執筆を行っている。また、渋谷区こどもテーブル「みらい区」を発足し、地域の子ども達に向けたプログラミング体験教室などを開催している。一児の...

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森山 咲(編集部)(モリヤマ サキ)

EdTechZine編集長。好きな言葉は「愚公移山」。

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