Shoeisha Technology Media

EdTechZine(エドテックジン)

対象者別に探す

木製のプログラミング学習玩具「キュベット」で保育園児とシニアが交流、見えてきた効果とは?

  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
2019/04/03 07:00

 3月13日、保育園とリハビリ施設が複合したアゼリーグループで、木製ロボット「キュベット」を用いてプログラミングを体験するワークショップが行われた。2018年度からアゼリー保育園の4・5歳児にキュベットを活用したプログラミングの授業を定期的に実施してきたが、園児とリハビリ施設に通うシニアがともに取り組むのは今回が初の試み。同施設のスタッフや、プログラミングの先生として来たキュベットの開発元プリモトイズのスタッフも、新たな発見があったようだ。当日の様子をレポートする。

「キュベット」を初めて触るシニアに、先生が基本を解説

 ワークショップは、シニア2~3名と園児2~3名で1つのグループになり、計7グループで行われた。参加する園児は30人と多いため、半分に分け、30分ずつで入れ替える形で2回実施。シニアは入れ替えなしのため、2回体験することになる。

 シニアの中には、昨年の敬老の日に一度だけ行われた「キュベット」のワークショップに参加した方もいたものの、ほとんどがプログラミングはもちろんキュベットも初体験だ。

 まずは園児と合流する前に、シニアの参加者たちが基本の操作を学ぶ。プログラミングの先生としてやってきたプリモトイズ公式インストラクターが、スイッチのオン・オフや、ブロックの使い方などを説明した。

 キュベットは、デジタル画面を使わない木製のロボットプログラミングキット。コントロールパネル(写真上)のくぼみにカラフルな指示ブロックを組み込むことで、指示通りにキュベット(写真左下)が動き出す。山やお城などの絵が描かれた布製のマップの上で、思い通りに動かすには、指示ブロックを正しく組み合わせる論理的思考力や、前後左右を把握する空間認識能力などが必要だ。

 指示ブロックには4種類あるが、今回のワークショップでは基本の種類、緑(前に進む)赤(右に90度曲がる)黄色(左に90度曲がる)のみを使った。

 例えば、緑のブロックをコントロールパネルに1つ組み込み、青い「GO」ボタンを押せば、キュベットがマップ上で1マス進むといった仕組み。途中で方向転換させたければ、赤や黄色のブロックを使う。どのブロックでどの方向に進むか分かりやすいように、キュベットの表面には対応する色の丸いシールが貼られていた(写真参照)。

 動かし方の説明が終わったところで、園児が合流した。まずは先生の指示で、マップのどこをスタートとゴールにするか、それぞれのチームで決める。シニアがスタートを、子どもたちがゴールを決めるよう促された。

 続いて、そのスタートからゴールまでキュベットを運ぶため、必要なブロックをはめていく作業だ。この段階ではまだ、基本の説明を受けたばかりのシニアの方々は戸惑っている様子。子どもたちが率先してブロックをはめ、キュベットを動かしていた。

子どもたちがゴールを決め、シニアがスタートを決める
子どもたちがゴールを決め、シニアがスタートを決める

関連リンク

  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

著者プロフィール

  • 岡田 果子(編集部)(オカダカコ)

    2017年7月よりEdTechZine編集部所属。慶応義塾大学文学部英米文学専攻卒。前職は書籍編集で、趣味・実用書を中心にスポーツや医療関連の書籍を多く担当した。最近は英語学習のアプリやオンライン講座に興味がある。

おすすめ記事

All contents copyright © 2017 Shoeisha Co., Ltd. All rights reserved. ver.1.0