スキャネットは、Webブラウザ上で採点ができる「デジらく採点2クラウド」正式版の提供を、4月1日に開始した。
「デジらく採点2クラウド」は、教職員が定期試験や入学試験で作成した解答用紙を配付、回収し、スキャナで読み取ってWebブラウザ上で採点が可能なデジタル採点システム。
これまでの「デジらく採点2 普通紙対応版」とは異なり、同製品はクラウドサービスを利用するため、教職員がパソコンにソフトウェアをインストールする必要がない。時間や場所を制約されることなく、パソコンから採点ができる。また、作成した解答用紙を読み取る専用機は不要で、学校にある複合機や小型スキャナからの読み取りが可能となっている。
「デジらく採点2クラウド」の機能は「デジらく採点2 普通紙対応版」と同様で、採点データは採点終了と同時に自動で得点集計され、○×がついた採点結果はPDF形式で出力される。あわせて、分野別の採点結果など15種類の分析データを出力でき、これら分析データの活用によって、採点に留まらず試験後のフィードバックのさらなる円滑化を可能にし、より学習指導に注力できるようにする。
そのほか、複数名の教職員が同時に利用可能で、同じテストを複数名に分けて採点する「分散採点機能」や、やむを得ず採点を途中で交代しなければならない状況で、ほかの教職員が代わりに採点を行う機能なども備える。また「Google Classroom」連携機能の搭載によって、記述試験の完全ペーパーレス化を目指している。
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