未踏は、独創的なアイデアと卓越した技術を持つ17歳以下のクリエータを支援するプログラム「未踏ジュニア」の参加者募集を、3月10日に開始した。
「未踏ジュニア」は、採択されたクリエータに対してメンターや専門家による指導、また最大50万円の開発資金や開発場所・機材を提供し、ソフトウェア・ハードウェアの開発を約5カ月間にわたって支援するプログラム。その成果は、成果報告会にて発表される。参加は無料で、採択後のプログラムに関する費用(発表会場への交通費、宿泊費など)は未踏ジュニアが負担する。
2023年度の応募受け付けは4月8日までで、開発するプロジェクトの提案書とオンライン面接による審査を経て、採択者が決定される。
「未踏ジュニア」には、2018年以降は毎年100件を超す応募が続いており、これまでに以下のようなプロジェクトが採択されている(一部)。
- Fluxel - 磁気浮上式リニア電磁加速投射機の開発と応用
- R-Order - 学校版UberEatsを実現するデリバリーサービス
- Motion Rapid - 動画編集ソフトのようなUIでCSSアニメーションを作成するツール
- スマート盲導杖『みちしる兵衛』~AI搭載白杖による視覚障害者歩行支援~
- HAK - Hand Action Keyboard - 物理的なタッチを必要としない装着型入力デバイス
- NuDesktop - 軽量かつ柔軟なデスクトップ環境
- Noxicel - 英作文とAIを用いた英単語学習アプリ
- scairecrow - カラスからゴミを守るシステム
- Sanitas - 努力量を共有して美容と健康を支えるアプリ
- StudyRec - タイムラプスやポモドーロ・タイマーを使って勉強時間を管理する学習アプリ
- CrafterePost - Minecraft建築物3D共有Webサービス
応募対象は、2023年4月1日時点で17歳以下の個人、または4名以内のグループで、実施期間は6月~11月上旬の約5カ月間。なお、採択者には「未踏ジュニアスーパークリエータ」の認定が与えられる。
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