ブロードメディアは、同社が運営するオンラインで学べる広域通信制のルネサンス高校グループで、教育に最適化された米Googleの生成AIツール「Gemini for Education」を7月から全校の在校生および教職員に導入したことを発表した。

同ツールの導入には、年齢制限が撤廃された「Gemini for Education」の登場が背景にある。これまで「Gemini」の利用は18歳以上となっていたが、これにより高校生でも安全かつ適切に利用可能な環境が整った。
そこでルネサンス高校グループでは、生徒たちが変化の激しい社会で活躍していくために、AI活用スキルを習得する機会として「Gemini for Education」を導入。生徒のAIリテラシー向上と将来に役立つスキルの習得を、より一層推進していく。
なお、教職員に対しては先行してAIの活用を進めており、AI・プログラミング教育事業を展開するグループ会社のdivと連携して、採点業務の効率化に取り組んできた。今回、より活用範囲の広い「Gemini for Education」を導入するため、教職員向けの研修を実施。今後は、教材や文書作成などにもAI活用の幅を広げ、生徒と向き合う時間をより多く確保していく。
あわせて、教職員と生徒が同じAIツールを使用できるようになったことから、教職員が日々の業務で培うAI活用の知識やノウハウを、より効果的に生徒へ還元する。
同ツールの導入で期待される具体的な効果のうち、生徒のAIリテラシー向上と将来に活きるスキル習得促進に向けた取り組みとしては以下がある。
- 情報・AIリテラシーの向上
- 主体的な学びの習慣化
- 探究力の養成
- グローバルなコミュニケーション能力の強化
- 言語化力・表現力(構成力)強化
さらに、教職員の業務効率化と教育の質の向上として、以下の効果も期待される。
- 教材開発の支援
- 採点業務の負担軽減とフィードバックの質向上
- 事務業務の効率化と生徒対応時間の創出
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