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兵庫県加古川市、モデル校における「ICTを効果的に活用した授業実践」に関する研究成果などを発表

 加古川市教育委員会は、兵庫県加古川市が同市立加古川中学校にて2021年度・2022年度の2年間に進めてきた、ICTを効果的に活用した授業実践に関する研究成果などを、1月13日に発表した。同校は、加古川市からスマートスクール推進モデル校に指定されている。

 加古川市立加古川中学校の生徒に対して、1・2年生の時に受けた授業で、パソコンやタブレット端末といったICT機器をどの程度使用したかを尋ねたところ、「ほぼ毎日使用した」という回答が41.5%に達し、全国平均(21.6%)の約2倍近くとなった。

 大型モニターを使用した学習は、わかりやすいと思うかを尋ねた質問では、最終的に「わかりやすい」という回答が86.8%を占めている。

 黒板だけの授業に加えて、ICT機器を使うことが学習に役立つと思うかを尋ねたところ、「役立つ」とする回答が87%超、学校に自身専用のICT端末があると学習に役立つと感じている生徒は89%超に達した。

 なお加古川市では、以前から子どもたちがパソコン教室や家庭などでも活用できるように「地域BWA(広帯域移動無線アクセス)」を活用してきた。2022年9月からは市内の小学校17校339教室、中学校7校125教室で光回線サービスの利用を開始し、教室においてさらなる通信の高速化を実現している。2023年度にはすべての市内小・中学校の教室に光回線を導入し、学校では光回線、家庭などでは地域BWAを活用できるハイブリッド型の通信環境が構築される予定。

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https://edtechzine.jp/article/detail/8732 2023/01/18 12:35

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