GMOメディアは、同社によるAIを活用した教育DXサービス「コエテコStudy byGMO」において、高等学校科目「情報I」の対応教科書会社を2社から4社へ拡充したことを、8月6日に発表した。

「コエテコStudy byGMO」は、高等学校科目の「情報I」をはじめとする問題を、CBT(Computer Based Testing:コンピュータを使用した試験方法)形式で配信・採点・分析までワンストップで実施可能な教育DXサービス。
今回の対応拡充は、学校ごとに採用している教科書の違いや、生徒の学習スタイルの多様化にともなって、柔軟かつ多様な教材やコンテンツが求められていることを受けて行われた。
同拡充では、これまで対応していた実教出版、東京書籍に加えて、新たに日本文教出版と大修館書店に対応(大修館書店は令和8年度開始予定)。「情報I」教科書における全国シェアの8割超を網羅することとなり、多くの高等学校において教科書に沿ったAI作問・CBTサービスをワンストップで利用できる体制が整った。
また、同社では教育DXを推進する取り組みとして、各教科書会社との正式ライセンス契約のもと、著作権保護に配慮して同サービスを運用している。問題生成エンジンには、外部知識を検索しながら生成を行うことで精度を高めるRAGという手法を活用するほか、生成AIが事実とは異なる情報を作り出してしまうハルシネーションの抑制と根拠提示を両立している。
あわせて「コエテコStudy byGMO」では、NHK高校講座とのAPI連携による「情報I」動画コンテンツへのアクセス機能の提供を7月上旬に開始している。生徒は、演習問題に解答した後で、関連する解説動画も簡単に視聴可能になり、問題演習と視覚的学習の組み合わせによって、学習内容の理解をより一層深められるようになった。

そのほかGMOメディアは、毎週火曜日と木曜日の17時〜17時20分に、高等学校の教員を対象にしたウェビナー「『コエテコStudy byGMO』かんたんスタート説明会」を開催している。参加費は無料で、参加にあたっては、各回の前日17時までに専用フォームから申し込む流れとなっている。
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