みんがくは、同社が提供する「スクールAI」にて、OpenAIが8月7日に発表した新たなAIモデル「GPT-5」の対応を開始したことを、8月8日に発表した。

スクールAIは、生成AIを活用した教育サービスのプラットフォームで、児童生徒の思考プロセス可視化ツール「NANDE」の基盤となるサービス。児童生徒の学齢に合わせてカスタマイズ可能で、各生徒の思考過程をログから確認することができる。これにより、教員はより効果的な指導が実現できる。ハルシネーションのリスクを最小限に抑える機能や、個人情報を学習しない設計が取り入れられているほか、文部科学省のガイドラインに完全対応しているため、教育現場での安心感も高まる。
今回発表されたGPT-5には、「数学に強い(大学院レベルの問題を解決)」「ハルシネーション(事実ではない内容や根拠のない情報をもっともらしく生成してしまう現象)を低減」「大学院レベルの問題解決を安定実行」「専門家レベルの応答品質」「安全性:拒否一辺倒から『セーフ・コンプリーション』へ(安全域を逸脱しない範囲で可能な限りユーザーに役立つ回答を返すようモデルに学習させる安全性学習手法を導入)」といった5つの特徴がある。
今回のアップデートによりスクールAIは、数学分野の強化、ハルシネーション(事実誤認)の低減、大学院レベルの高難度問題への対応、および教育現場に適した安全性を有したモデルの商用利用に向けてのトライアル利用が開始となった。
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