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EdTechZineオンラインセミナーは、ICTで変わりつつある教育のさまざまな課題や動向にフォーカスし、最新情報をお届けしているWebメディア「EdTechZine(エドテックジン)」が主催する読者向けイベントです。現場の最前線で活躍されているゲストの方をお招きし、日々の教育実践のヒントとなるような内容を、講演とディスカッションを通してお伝えしていきます。

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レノボ・ジャパン、小中高向けプログラミング教材「みんなでプログラミング」有償版と、カシオ計算機との協業を発表

 レノボ・ジャパン(以下、レノボ)は7月29日にメディア向け発表会を開催し、学校用プログラミング教材「みんなでプログラミング」の有償版の提供と、カシオ計算機との協業について発表を行った。

今秋よりプログラミング教材「みんなでプログラミング」有償版を提供開始

 「みんなでプログラミング」は、レノボが東京書籍等と共同開発した小学生向けプログラミング教材で、現在は無償版が提供中。すぐに授業が開始できるオリジナル教材とステージ作成や児童生徒の学習管理可能な教師用機能を備えた「バーチャルスクール」、プログラミング関連情報を掲載した専用Webサイト、基本知識を掲載したハンドブック(PDF)で構成されている。また、Webブラウザ上で動作するため、レノボ製デバイス以外でも利用することができる。

 今回、コンテンツを拡充し中学生と高校生の学習カリキュラムに利用できる有償版のリリースが発表された。

 有償版では、中学校でプログラミングが必修化されている技術分野のコンテンツを追加され、こちらは学習指導要領にある「ネットワークを利用した双方向性のあるコンテンツのプログラミングによる問題解決」が学べる教材となっている。また、高校の情報Ⅰで必要とされる情報活用能力を育成するコンテンツも提供される。どちらも中学校・高校の授業で利用できる。なお、小中高校向け教材は1つのパッケージとして提供される。

無償版で提供されていた小学校向けコンテンツに加え、中高向けコンテンツや情報モラルに関する内容も追加される
無償版で提供されていた小学校向けコンテンツに加え、中高向けコンテンツや情報モラルに関する内容も追加される

 本年度は年4回のアップデートが予定されており、次回以降のアップデートではデータを活用・分析する力を養うデータサイエンスや、先端テクノロジーのAIに触れるプログラミング、情報社会で適正な活動を行うための基になる考え方と態度を身につける情報モラル、主体性・創造性・協働性を育成するクリエイティブ&コミュニケーション機能が追加される予定。なお、データサイエンスの教材では、データサイエンス教育研究の第一人者である滋賀大学とも連携する。

 教材部分となる「バーチャルスクール」では、児童生徒と一緒にプログラミングを学ぶナビキャラを用意。小中学生向け「バーチャルスクール」と高校生向け「バーチャルスクールNEXTDOOR」にコースが分かれており、就学年次に合わせた表現で楽しく学べる工夫がされている。

 小中学校向けコンテンツではブロックプログラミングを、高校向けコンテンツではPythonによるテキストプログラミングを学習する。また、小学校では「総合」「算数」「理科」、中学校では「技術分野」、高校では「情報Ⅰ」に準拠している。

教材イメージ 教材イメージ
教材イメージ

 「みんなでプログラミング」有償版は、9月27日より学校法人向けに販売が開始され、1年、3年、5年のパッケージからの提供となる。11月下旬以降には、個人向け月額ライセンスの提供も開始される予定。

ユーザー・ライセンス販売価格(2022年3月までの購入については、特別価格で提供予定)
  • みんなでプログラミング 5年パッケージ版(5年パッケージ価格):1万1880円
  • みんなでプログラミング 3年パッケージ版(3年パッケージ価格):7128円
  • みんなでプログラミング 1年パッケージ版(1年パッケージ価格):2376円
  • みんなでプログラミング(個人向け1か月価格):396円

 また、レノボは無償のプログラミング教室を学校と図書館で開催する。教室にはプログラミング教育に精通した同社社員がボランティアで参加。学校向け無償教室は応募からの抽選で2022年3月までに計20回の実施を予定、図書館向け無償教室は大和市立図書館にて2021年年末までに実施予定、それ以外の図書館も順次計画中となっている。現在、学校向け教室の応募を受け付けている。

「ClassPad.net」の機能限定版をリーズナブルな価格で提供

 カシオ計算機との協業では、「ClassPad.net for Lenovo(クラスパッド・ドット・ネット・フォー・レノボ)」の提供開始が発表された。同製品は、カシオ計算機が提供する総合学習プラットフォーム「ClassPad.net」の機能を限定し、リーズナブルな価格帯で提供するもの。主な機能としては、オンライン辞書機能(英和辞典、和英辞典、国語辞典)、デジタルノート機能、数学ツールとなり、学校法人向けにライセンスを提供する。販売価格はオープン価格。

「ClassPad.net」の特徴
「ClassPad.net」の特徴

 また、レノボでは2021年秋以降に販売するコンシューマーPCに、「Classpad.net」の期間限定ライセンスバンドルを計画している。

国内外で教育向けPCシェア1位のレノボ、子どもたちの未来のために引き続き注力

 教育向けPCで世界No.1シェアを誇るレノボは、日本でもGIGAスクール構想によってWindowsとChromebookを合わせて約200万台を納入し、こちらのシェアも1位となっている。

GIGAスクール構想における端末シェア
GIGAスクール構想における端末シェア

 同社 代表取締役社長であるデビット・ベネット氏は「現場の課題はたくさんあるが、子どもの未来のためにGIGAスクール構想は成功させなければいけない。レノボは『1人1台のその先へ』として、今後もさまざまなICTソリューションを提案していく。そして、すべての子どもたちにテクノロジーを提供していく」とコメントした。

左から、滋賀大学 データサイエンス学部長 教授 竹村彰通氏、東京書籍株式会社 取締役 教育文化総轄本部長 長谷部直人氏、レノボ・ジャパン合同会社 代表取締役社長 デビット・ベネット氏、カシオ計算機株式会社 常務執行役員 教育BU 事業部長 太田伸司氏

左から、滋賀大学 データサイエンス学部長 教授 竹村彰通氏、東京書籍株式会社 取締役 教育文化総轄本部長 長谷部直人氏、レノボ・ジャパン合同会社 代表取締役社長 デビット・ベネット氏、カシオ計算機株式会社 常務執行役員 教育BU 事業部長 太田伸司氏

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