「ルールは自分たちで考えて、決める」。認定NPO法人カタリバが2019年からスタートした「ルールメイカー育成プロジェクト」は、生徒が主体となって学校のルールや校則を考え、学校や保護者とともに見直していくプロジェクトだ。2020年度の経済産業省「未来の教室」実証事業にも採択され、全国のモデル校でプログラムが進められてきた。2月23日にカタリバが開催したオンラインシンポジウム「ルールメイキング2021」では、モデル校の生徒が「ルールメイキング」の実践事例を語ったほか、ゲスト有識者によるパネルディスカッションなどが約3時間にわたって行われた。本稿では前編として、広島県の安田女子中学高等学校と、岩手県立大槌高等学校で2020年度に実践されたルールメイキングの事例を紹介する。
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相川 いずみ(アイカワ イズミ)
教育ライター/編集者。パソコン週刊誌の編集を経て、現在はフリーランスとして、プログラミング教育やICT教育、中学受験、スマートトイ、育児などの分野を中心に、取材・執筆を行っている。また、渋谷区こどもテーブル「みらい区」を発足し、地域の子ども達に向けたプログラミング体験教室などを開催している。一児の...
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