EdTechZine(エドテックジン)

学習目的・対象者別

「Google for Education」が新機能を発表、名称の変更や有料オプションの追加も

  • ブックマーク
  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
2021/02/18 06:00

 Googleは、2月18日(日本時間)に開催される教育者向けオンラインイベント「Learning with Google」にあわせて、「Google for Education」の新サービスと新機能を発表した。

2021/02/18 12:42 記事公開時、新エディション「Teaching and Learning Upgrade」の説明部分で「『Education Fundamentals』または『Education Fundamentals』に追加することができる」と記載していましたが、正しくは「『Education Fundamentals』または『Education Standard』に追加することができる」です。お詫びして訂正いたします。

 「Google for Education」は、「Google Classroom」や「Google Meet」「Gmail」「カレンダー」「ドキュメント」などを含む統合ソリューション「G Suite for Education」と、世界の教育機関で最も多く使われているデバイス「Chromebook」で構成される。

 「G Suite for Education」の基本機能は教育機関へ無料で提供されており、その導入のしやすさから日本の半数以上の自治体が採用している。

 この度、「G Suite for Education」は名称を「Google Workspace for Education」に改め、機能追加とリニューアルを行うことが発表された。

「Google Workspace for Education」4つのエディション

 これまでは無料のエディションである「G Suite for Education」と、有料の「G Suite Enterprise for Education」の2つが提供されていたが、今後は4つのエディションへと拡大され、利用目的に応じてより柔軟に選択できる。

新しく設けられた「Google Workspace for Education」4つのエディション
新しく設けられた「Google Workspace for Education」4つのエディション

Education Fundamentals

 無料で利用可能なエディションで、旧「G Suite for Education」に相当するもの。名称以外の変更はなく、すでに利用できる。

Education Standard

 「Education Fundamentals」のサービスに加えて、アカウントのコントロールをより細かく行うことができるプレミアム セキュリティツールや、データ分析機能が追加される。価格は1ユーザーにつき月額30円。2021年4月より利用可能。

Teaching and Learning Upgrade

 教員対象のエディションで、「Education Fundamentals」または「Education Standard」に追加することができる。「Google Meet」での教員向け機能が強化されるほか、課題として提出されたレポートがオリジナルの内容かどうかをチェックする機能などが含まれる。価格は1ユーザーにつき月額480円。2021年4月より利用可能。

Education Plus

 「Google Workspace for Education」の最上位エディションで、有料のエディションであった旧「G Suite Enterprise for Education」に相当。「Education Standard」「Teaching and Learning Upgrade」のすべての機能が含まれる。価格は1ユーザーにつき月額50円で、生徒用アカウント4つごとに教員用アカウントが1つ無料で提供される。こちらもすでに利用できる。

新しいストレージポリシー

 クラウドストレージをより最適化された状態で活用するため、「Google for Education」では新しいストレージポリシーが導入される。1つの教育機関(ドメイン)につき100TBの容量が提供され、管理者は必要に応じてドメイン内のストレージをユーザーに分配可能。このポリシーは2022年から新規ユーザーへの適用が開始され、2022年7月にはすべての既存ユーザーでも有効となる。また、「Teaching and Learning Upgrade」エディションでは100GB、「Education Plus」では20GBのストレージをユーザーごとに追加することができる。

 なお、多くのユーザーを抱えるなどの理由でストレージが不足する可能性がある教育機関に対しては、今後Googleより連絡があり、要望に応じて追加のストレージが提供されるとのこと。

追加予定の新機能

 「Google Workspace for Education」や「Chromebook」には新機能の追加も予定されている。

Google Classroom

 教員が児童生徒の「Google Classroom」活用状況を一括で確認し、学習の進捗を把握できる機能が追加される。また、Androidアプリ向けには画像編集機能が改善され、これまでよりも簡単に紙の課題の写真をスキャン、編集、アップロードすることが可能となる。さらに、アプリをオフラインで利用できる機能も追加される。これにより、自宅にインターネット環境がない児童生徒も、課題のダウンロードと提出のみをオンラインで実施し、作業はオフラインで行えるようになる。この機能は2022年の後半に提供される予定。

教員が児童生徒の「Google Classroom」の活用状況を一括確認し、学習進捗を把握できる
教員が児童生徒の「Google Classroom」の活用状況を一括確認し、学習進捗を把握できる
紙ベースの課題提出がさらに簡単に実現する
紙ベースの課題提出がさらに簡単に実現する

Google Meet

 教員が全員の会議を終了する機能や、全員を一度に素早くミュートするオプションなどが追加される。

教員向け機能の追加
教員向け機能の追加

Chromebook

 2021年3月に実施される、Chrome OSのアップデートに画面記録ツールが組み込まれる。この機能は特に日本の教員から多く要望があったもので、画面上での作業の工程を気軽に録画し、共有することができるようになる。

Chromebook上で、画面の録画を簡単に行える

Chromebook上で、画面の録画を簡単に行える

【関連記事】
高校1・2年生、多数が「大学入学共通テストのための特別な対策が必要」と回答
現役大学生を対象にした「受験英語」調査、4割超が「英単語や文法を覚えること」に苦労
GIGAスクール端末をリアルな教室でチェックできる検証パッケージが提供開始
日本国内の小中高生向け「オンライン学習サービス」のカオスマップが公開
保護者のGIGAスクール構想認知度は約6割、期待することは「子どものICT活用能力の強化」

関連リンク



  • ブックマーク
  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

おすすめ記事

All contents copyright © 2017 Shoeisha Co., Ltd. All rights reserved. ver.1.0