児童英語研究所は、現役大学生を対象に実施した、「受験英語」に関する調査の結果を、2月16日に発表した。
同調査は、1月18日~19日の期間に1109名に対して行われている。
調査対象者に、自身の英語スキルを尋ねたところ、「英語技能検定2級(TOEIC 550点~740点またはTOEFL iBT 61~79点)」(26.6%)がもっとも多く、「わからない/特になし」(26.0%)、「英語技能検定準2級(TOEIC 450点~549点またはTOEFL iBT 45~60点)」(17.0%)、「英語技能検定3級~5級(TOEIC 449点以下またはTOEFL iBT 44点以下)」(15.6%)がそれに続いた。
英語で苦労したことを尋ねた質問(複数回答)では、「英単語や文法を覚えること」(41.4%)が最多で、以下「長文読解や話している内容を理解すること」(37.9%)、「実践的な英語力を身に付けること」(34.2%)、「自分の気持ちを英語で話すこと」(34.0%)が続いている。
英語の難しさを感じた時期としては、「中学生の時」(27.1%)がもっとも多く、「高校生の時」(26.1%)、「高校受験時」(10.6%)、「大学受験時」(10.4%)、「大学生の今」(6.8%)が続いた。
大学受験までに必要だと思う(身に付けておきたかった)英語スキルを選んでもらったところ、「英語技能検定2級(TOEIC 550点~740点またはTOEFL iBT 61~79点)」(32.5%)が最多で、以下「英語技能検定準1級(TOEIC 740点~869点またはTOEFL iBT 80~99点)」(20.3%)、「英語技能検定準2級(TOEIC 450点~549点またはTOEFL iBT 45~60点)」(11.8%)が続いている。
大学受験までに必要だと思う英語スキルを尋ねた質問で、「英語技能検定1級」「英語技能検定準1級」「英語技能検定2級」「英語技能検定準2級」と答えた人にその理由を尋ねたところ、「大学受験で有利になるから」(24.0%)、「大学受験で必要だから」(13.5%)、「高校卒業程度の勉強内容だから」(13.0%)といった回答が寄せられた。
現在の英語力に満足しているかを尋ねた質問では、「少し不満」(51.3%)、「とても不満」(23.6%)を合わせた回答が7割超に達している。
学校の英語教育以外で、英語力を身に付けるのに効果的だと思う勉強法を尋ねたところ(複数回答)、「英語圏の友人を作って話すこと」(34.9%)が最多で、「長期留学」(33.4%)、「英会話教室(オンライン英会話を含む)」(32.3%)がそれに続いた。
必要だと思う英語力を身に付けるために年間いくら支払うことができるかを尋ねた質問では、「3万6000円未満」(41.8%)がもっとも多く、以下「3万6000円以上~4万8000円未満」(19.2%)、「4万8000円以上~7万2000円未満(13.7%)がそれに続いている。
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