プロジェクターを使った授業
資料や写真などの副教材を投影し、ワンポイントでプロジェクターを使用することが、どの教科においても多いと思います。しかし、国語や英語などは本文を黒板に投影し、記号やマークをつけていくこともできます。自作したテキストや、もともとあるテキストを画像にしたものを使用する方法です。この方法を活用すると、本文を板書する時間が減り、生徒の活動により時間を取ることが可能になります。そうすることによって、生徒同士が授業中にアクティブになり、能動的な学習ができるようになるのです。
また「PowerPoint(パワーポイント)」で作成した場合、文字はもちろんのこと、記号やマークもそのまま投影することもできます。すべて作成しておけば、授業中に黒板を使用することはほとんどないでしょう。
フラッシュカードのように使いたい
プロジェクターを使用して、フラッシュカードのように使いたいという先生も多いかもしれません。問題を先に見せておいて、答えを後から表示したい場合ですね。その場合は、1枚目に問題を書き、2枚目に解答を書くことが一般的です。
また、問題を見せたまま、解答を記入していきたいこともあるでしょう(本文に記号などをつけていく場合)。その場合は、その都度記入するスライドを複製していく方法もあります。しかしこうなるとスライドの枚数が異常に増えてしまい、授業が間延びしてしまう恐れがあります。そのような際にはアニメーション機能を駆使すれば、説明しながらマークをしていくことも可能です。ただし、ごちゃごちゃ入れ過ぎてしまうと、何が本当に大事なのかわからなくなってしまうこともあるので、ほどほどにしましょう。
ここでも前回と同じことを言いますが、重要なのは「凝り過ぎず、作り過ぎない」ということです。目的が素晴らしいパワーポイント作りになってしまっては、本末転倒です。生徒の理解を深めるため、また生徒が能動的に活動する時間を過ごすために、作成しましょう。