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将来就きたい職業がある小中高生、7割がそれに向けて努力していると回答【栄光ゼミナール調べ】

 栄光は、同社の運営する進学塾「栄光ゼミナール」が、小学1年生〜高校3年生の子どもを持つ保護者を対象に実施した「小中高生の家庭の職業観に関する意識調査」の結果を10月28日に発表した。同調査は、9月6日〜16日の期間に行われ、2250名から有効回答を得ている。

 調査対象者に、自身の子どもに向いている職業は何か考えたことがあるかを尋ねたところ、「ある」という回答は小学生の保護者では81.1%、中学生の保護者では85.6%、高校生の保護者では90.4%を占めた。「ない」と答えた人の理由としては、「子ども自身の将来のことなので、本人に任せているから」がもっとも多かった。また「子どもの適性がわからないから」といった回答もみられた。

 子どもの将来の職業について、自身の子どもと話したことがあるかを尋ねたところ、「話したことがある」という回答は小学生の保護者では96.3%、中学生の保護者では94.7%、高校生の保護者では97.5%に達している。

 「話したことがある」と答えた人に対し、どのような機会に将来の職業について話したかを尋ねたところ(複数回答)、小学生の保護者では「日常会話の中で、職業について話題にあがった時」(83.1%)が、中学生の保護者では小学生の保護者よりも割合は低いものの「日常会話の中で、職業について話題にあがった時」(77.7%)が、高校生の保護者では「受験など子どもの進学・進路を考える時」(81.6%)が、それぞれ最多となった。なお、高校生の保護者では「学校内のコース選択や文理選択など履修選択をする時」も半数に達している。

 自身の子どもには将来就きたい職業があるかを尋ねたところ、「ある」という回答は小学生の保護者では62.4%、中学生の保護者では45.6%、高校生の保護者では55.4%だった。

 自身の子どもには将来就きたい職業が「ある」と答えた人に、その職業に就くために子どもが取り組んでいることや、努力していることはあるかという質問では、「取り組んでいることや努力していることがある」という回答が、小学生の保護者では70.3%、中学生の保護者では72.0%、高校生の保護者では78.6%に達している。

 保護者自身が今までに就いたことがある仕事・会社を選ぶ際に重視したポイント、および将来子どもが就く職業について、保護者として気にかけたいポイントを尋ねたところ(いずれも複数回答)、どちらも「好きなこと・得意なこと・資格が生かせる」がもっとも多く、保護者自身の職業では68.2%、子どもの将来の職業では83.6%を占めた。また、保護者自身の職業・子どもの将来の職業ともに、「収入」「個人の働きやすさへの施策・取り組みが充実している」「安定していて長く続けられる」がそれに続いている。

 そのほか、保護者自身の職業選択の際に重視した点と、子どもの将来の職業で気にかけたい点を比較すると、保護者自身の職業では「収入」「有名な企業かどうか」を、子どもの将来の職業では「好きなこと・得意なこと・資格が生かせる」「生成AIやテクノロジーなどの進歩に取って代わられない」「グローバルに活躍できる」といった点をより重視していることが明らかになっている。

 調査対象者である保護者自身は、生成AIを使用したことがあるかを尋ねた質問では、小学生の保護者では71.4%、中学生の保護者では63.3%、高校生の保護者では56.4%が「使用したことがある」と回答した。2023年の調査では、生成AI利用者は小学生保護者で31.6%、中学生保護者で22.5%、高校生保護者で17.6%となっており、今回は著しく増加している。

 生成AIを「使用したことがある」と答えた人に、使用場面を尋ねたところ、「仕事での使用」が約60%、「プライベートでの使用」が約75%を占めた。

 保護者自身の仕事や生活に、生成AIが影響を与えていると思うかを尋ねた質問では、「そう思う」という回答が小学生の保護者では53.8%、中学生の保護者では47.9%、高校生の保護者では42.1%に達している。

 自身の子どもは生成AIを使用したことがあるかを尋ねたところ、「使用したことがある」という回答が小学生の保護者では35.1%、中学生の保護者では50.3%、高校生の保護者では60.7%を占めた。2023年の調査では小学生保護者で9.6%、中学生保護者で12.7%、高校生保護者で17.4%となっており、子どもの生成AI利用率も増加した。

 子どもの将来の職業選択に、生成AIが影響を与えると思うかを尋ねた質問では、「そう思う」という回答が小学生の保護者では66.6%、中学生の保護者では65.3%、高校生の保護者では58.5%に達している。

 自身の子どもの職業観・勤労観を育むべく、家庭で取り組んでいることを自由に答えてもらったところ、「自分たちの日々の生活(衣食住)のために多くの人が関わっていることを伝えている」「選択肢を広げるためにも、今からコツコツ頑張る大切さや、習い事などでの目標設定や取り組み方など自分で考えて行動する大切さは日々伝えている」「今、決まった職業が思いつかないことに少し不安を感じているようですが、11歳で見つかっていないなんて、当たり前であり、これから、どんどん多くの先輩や、友だち、先生と交じり合うことで自然と見つかっていくから、不安に感じることはないと伝えるようにしています」といった回答が寄せられた。

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