SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

EdTechZineオンラインセミナーは、ICTで変わりつつある教育のさまざまな課題や動向にフォーカスし、最新情報をお届けしているWebメディア「EdTechZine(エドテックジン)」が主催する読者向けイベントです。現場の最前線で活躍されているゲストの方をお招きし、日々の教育実践のヒントとなるような内容を、講演とディスカッションを通してお伝えしていきます。

次回のオンラインセミナーは鋭意企画中です。準備が整い次第、お知らせいたします。

EdTechZineオンラインセミナー

EdTechZineオンラインセミナー

EdTechZineオンラインセミナーは、ICTで変わりつつある教育のさまざまな課題や動向にフォーカスし、最新情報をお届けしているWebメディア「EdTechZine(エドテックジン)」が主催する読者向けイベントです。現場の最前線で活躍されているゲストの方をお招きし、日々の教育実践のヒントとなるような内容を、講演とディスカッションを通してお伝えしていきます。

ニュース

愛知大学が2027年4月に「社会情報学部(仮称)」の設置を構想、情報科学で社会問題の解決に資する人材育成を目指す

 愛知大学は、2027年4月に「社会情報学部(仮称)」の設置を構想していることを、10月27日に発表した。

 社会情報学部(仮称)の教育・研究は、これまで同学の社会科学系学部が蓄積してきた教育・研究をベースとし、経済学・経営学を中心に社会科学諸分野の知識を幅広く体系的に授けるとともに、情報科学のツールを用いて広く社会問題の解決に資する人材育成を目指す。

概要
  • 学部名:社会情報学部 社会情報学科(仮称)
  • 設置時期:2027年4月(設置構想中)
  • 学位:学士(社会情報学)
  • 入学定員:185名(収容定員740名)
  • 所属キャンパス:名古屋キャンパス(愛知県名古屋市)

 同学は「新たな世界平和と文化に貢献できる国際的視野と教養を備えた人材を養成するとともに、地方文化の振興を目指す」という建学の精神・理念に基づき、情報化とグローバル化が進展する時代に対応すべく、情報通信技術の特性を正しく理解し、主として社会科学の視点から、入手した情報を精査したうえで、その中から現代社会における諸課題に対して有益な知見を導きだし、それを価値ある情報として地域社会ひいては全世界に向けて発信できる人材育成を目指す。

 アドミッション・ポリシーとして、「知識を獲得することに喜びを感じることのできる学生」「獲得した知識を基に物事を論理的に考えることのできる学生」「客観的なデータ・論拠を基に的確な判断を下せる学生」「現代社会におけるさまざまな問題に関心を持ち、問題解決に向けて主体的に取り組む意欲のある学生」のような資質・能力および知識を備えた学生を受け入れる。

 社会科学に加え、統計・データサイエンス・Alを学ぶことで、これらを両輪として身に付け、今後大きく変革していく社会に対応できる人材の育成を目指す。より具体的には「経済学・経営学などの社会科学の知識を基に、情報技術と社会の相互作用を理解し複数の分野を統合して問題解決に取り組める人材」「知識を持つだけでなく、それを効果的に伝え、他者と協力できる人材」「基盤となる知識を確立させ、今後展開される新たな技術を学び、さらにはそれを実践に活かす能力、および新しいソリューションを導ける人材」の3つの軸を備えた人材を養成する。

学びのポイント
  1. 社会科学系学部(経済学部・経営学部)とも連携した社会科学の知識の習得
  2. 情報科学の基礎を網羅的に学びつつ実習系科目での実践
  3. 専門性を高めた3コース(経済情報、経営情報、情報・AI)による体系的な学習
  4. 企業や自治体からのデータ提供による分析ツールを使ったPBL(問題解決型学習、Project Based Learningの略)型演習の実施

 社会情報学部(仮称)では、経済学、経営学を中心とする社会科学の基礎および、分析ツールとしての統計学、情報・Al分野の基礎を学んだ後、2年次から3コースに分かれ、自分が主として研究する分野を定めていく。ただし、特定の分野に偏った学修、研究を避けるため、コース発展科目では所属コースの科目を中心に履修しながら、ほかコースの科目も一定の単位取得が必要となる。

経済情報コース

 導入科目の社会科学入門(経済学)、学部共通科目のマクロ経済学、ミクロ経済学など経済学の基礎的分野を土台としたうえで、自身の関心に基づいて、コース基幹科目、コース発展科目を段階的に履修する中で、データを使った実証的な分析手法を学修する。

経営情報コース

 導入科目の社会科学入門(経営学)、学部共通科目の会計学、企業論など経営学の基礎的分野を土台とし、コース基幹科目で流通やファイナンスなどの各分野について学修したうえで、自身の関心に基づいて、コース発展科目でデータを使った実証的な分析手法を学修する。

情報・AIコース

 情報システム・Alの基礎理論から学び、実習を通してそれらの知識の定着を図る。あわせて、統計学を学ぶことでAlが導き出す解釈しにくい答えについても数理的に説明できることを目指す。また、社会科学の基礎も学ぶことで、同コースで学んだ知識・技能を現代社会でどのように活かせばよいかを学修する。

 想定される卒業後の進路としては次のとおり。

  • 政府機関や地方自治体/政策分析・調査研究・公的データ整備
  • 製造業/データの分析や流通・販売の管理、情報通信機器やシステム開発
  • 金融・保険業界/リスク管理や将来予測
  • 商社・卸売小売・通信運輸産業/市場データの分析

 上記を中心に多岐にわたり活躍でき、経営幹部の候補として企業に貢献したり、身に付けた知識を教え広める教育・学習支援の分野での活躍も期待したりできる。一部は、高度専門職業人材や複合的学術領域の研究人材として、社会科学・データサイエンス・Alなど各関連領域の大学院に進学することも見込まれる。なお、設置構想中のため、掲載内容は予定であり、変更になる場合がある。

関連リンク

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

EdTechZine(エドテックジン)
https://edtechzine.jp/article/detail/13205 2025/10/30 14:30

おすすめ

記事アクセスランキング

記事アクセスランキング

イベント

EdTechZineオンラインセミナーは、ICTで変わりつつある教育のさまざまな課題や動向にフォーカスし、最新情報をお届けしているWebメディア「EdTechZine(エドテックジン)」が主催する読者向けイベントです。現場の最前線で活躍されているゲストの方をお招きし、日々の教育実践のヒントとなるような内容を、講演とディスカッションを通してお伝えしていきます。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

記事アクセスランキング

記事アクセスランキング