NHKは、メディア・リテラシー教育で活用できる体験型Web教材「メリ探(めりたん)」を9月1日に公開した。情報を調べて伝える「探究学習」をテーマにしており、学校や地域で行うメディア・リテラシーを育成する取り組みなどに、誰でも活用できるのが特徴である。

同教材では、普段の学習や生活の中で、情報を調べたり、伝えたりする場面を想定して、「メディア・リテラシーが問われる状況」をシミュレーション形式で体験することができる。教育活動目的であれば、学校などの教育施設のほか、公的機関や地域コミュニティー、事業所などでメディア・リテラシーを育成する取り組みに活用可能。対象は小学5年生以上からで、中学生・高校生・大学生など幅広く利用できる。
利用方法としては、スクリーンに投影する「授業形式での提示用教材」、またはPC・タブレット端末などでアクセスする「自習用教材」の2つの使い方がある。「授業形式での提示用教材」として利用する場合は、教員などが進行役となり、話し合いや発表などを交えて進めることができる。「自習用教材」で利用する場合は、学習者が自分の端末で学ぶことができる。
学習者は、「インターネットなどで調べた情報をもとに、発表用のスライドを作る」というストーリーに沿って学習を進めていく。教材が扱うテーマは、「情報源の確認」「AI画像」「画像のアップとルーズ」「情報の取捨選択」「偽・誤情報の動画」の5つ。課題をクリアすることで、ネットでの情報収集などを前提にしたスキルが身につく。



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