アスノオトが運営する、地域を旅する大学「さとのば大学」は、新たな学びづくりに取り組む広島三育学院高等学校(広島県三原市)と明誠高等学校(島根県益田市)、および高卒資格が取れるオルタナティブスクールである原宿AIA高等学院(東京都渋谷区)の計3校と、連携協定を締結したことを2月21日に発表した。
さとのば大学は、日本全国4つの地域に1年ずつ暮らしながら、自身で立てたテーマに現地の人と一緒に取り組む「プロジェクト学習」と、地域共創領域のトップランナーである講師陣や在校生と学び合う「オンライン学習」を行き来しながら学ぶ、新しいスタイルの市民大学になる。2019年に社会人向けの市民カレッジとして設立後、2021年に通信制大学とのダブルスクールで学士を取得可能な4年制プログラムがスタートしている。
さらに同学では、高校との個別連携だけでなく、学校や教員、教育に携わる団体や教育関係者がつながり合う「高大連携コミュニティ」を作っている。日々の教育現場で、これからの時代に必要な「新しい学びづくり」に挑戦する人々が集まって、挑戦するからこそ生まれる葛藤や、ぶつかる壁を共有。そこから、手を取り合いながら前進していくためのコミュニティを目指す。
そのなかで、中高生や学校の枠を超えて社会や同世代とつながる越境学習の機会を提供するなど、未来共創人材の育成を目的に活動している。
「高大連携コミュニティ」の取り組み内容は以下の通り。
- 個人〜学校の垣根を超えたつながりを生み出すオンラインミーティングの場
- ニュースレターの配信
- 大人の越境体験プログラム
- 出張授業・講演
- 学校内行事としての地域留学プログラムLearning Journeyの実施
- 複数学校間をつなぐ部活動「OST部」
- 指定校・指定団体推薦制度の設置

今回、3校と連携協定を締結したことにより、連携校は全国27校となった。

この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア