菅公学生服は、毎月最終火曜日に結果を発信している調査レポート「カンコーホームルーム」のVol.234において、全国の中学・高校教員1400名を対象に実施した「学校における熱中症対策」の結果を発表した。同調査は7月に行われている。
調査対象者に、近年の夏の暑さが原因で生徒が授業中や登下校中に体調不良になったことがあるかを尋ねたところ、「ある」が61.1%(中学校:64.6%、高校:58.0%)となった。

生徒が授業中や登下校中に、夏の暑さが原因で体調不良になったのは、どのような学校活動のときかを尋ねた質問(複数回答)では、「屋外での体育授業」(60.6%/中学校:68.7%、高校:52.7%)、「屋外での部活動・クラブ」(53.6%/中学校:59.5%、高校:47.8%)が上位となった。以下、「体育館での体育授業」(47.0%/中学校:50.0%、高校:44.1%)、「屋内での部活動・クラブ」(36.5%/中学校:40.5%、高校:32.6%)が続いている。
また、登校時は36.1%(中学校:34.1%、高校:38.1%)、下校時は20.4%(中学校:19.9%、高校:20.8%)となり、通学時にも熱中症が発生していることが明らかになった。

熱中症対策として、学校で通学・授業のときに使用を許可しているものとしては(複数回答)、「帽子」(42.0%/中学校:56.4%、高校:29.5%)、「日傘」(39.4%/中学校:44.6%、高校:34.9%)といった強い直射日光を遮るアイテムが上位となった。
中学校では「制服の代替えとして、体操服のハーフパンツ」(55.1%)、「制服の代替として、体操服の半袖シャツ」(52.5%)といった体操服の着用を許可しているケースが半数超を占めている。一方、高校では「ハンディ扇風機」が45.4%となり、中学校と比較して多い結果となっている。

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