スタディポケットは、岡山県教育委員会が主導する「生成AIを活用した学びのサイクル実証事業業務」のもと、県内3校の公立中学校生徒697人と教職員87人を対象に、学校向け生成AIクラウド「スタディポケット」の導入が決定したことを、7月28日に発表した。実証対象校は、真庭市立勝山中学校、早島町立早島中学校、奈義町立奈義中学校の3校で、6月よりサービス運用を開始している。また、各校の教職員および生徒を対象とした操作研修などのサポートも実施している。

岡山県では、授業および家庭学習において、生徒の資質・能力などに応じて対話的に学習を促す生成AIアプリを効果的に活用する場を教員が設定することにより、生徒が学校の学びと家庭での学びを連動させ、情報活用能力および自己調整力が向上することを目指している。
スタディポケットは、学校現場のために開発された生成AIの統合クラウドサービス。教職員向け製品の「スタディポケット for TEACHER」、生徒向け製品の「スタディポケット for STUDENT」の2種類を展開しており、生徒向けには、直接的に答えを教えない「探究チャット」やそのほかの学習に使えるテンプレートを用意している。教職員向けには、校務支援のテンプレートを数十種類プリセットしており、また自由に作成、校内で共有するなど、使いやすいようにカスタマイズすることも可能となっている。

生徒版の画面イメージ。
すぐには答えを教えない「探究チャット」など、学習場面で活用できる機能を搭載。

教職員版の画面イメージ。
学校現場の業務に特化した校務・教務のテンプレートを数十種類搭載。
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