国際エデュテイメント協会は、東京都利島村教育委員会と2025年度の包括的なICT活用支援や地域魅力化などの業務を受託したことを、7月29日に発表した。

人口約300人の利島村では、2024年度に小中一貫義務教育学校が開校している。同校は児童生徒数が小・中学生合わせて約30名程度という小さな学校で、9年間の一貫した教育を目指している。同村はこれまでもICTの活用強化を図ってきたが、GIGA2期を見据えてさらなる強化を促している。それとともに、利島村教育委員会では「教師が育つ島」をビジョンとして掲げ、教員の育成にも注力してきた。
このような背景から、同村ではさらなる教育発展におけるICTを効果的に活用した学びのあり方、教職員の教員観のアップデート、離島から本島への学びの発信を強化すべく、国際エデュテイメント協会による最先端ノウハウ・伴走支援を受けることが決定した。
利島村における国際エデュテイメント協会の支援としては、「ICT活用支援および指導能力の向上」「教育観の醸成のための指導助言および研修会の実施」「教育イベント開催やnote運用といった利島村魅力発信支援業務」を行っていく。
各項目における具体的な取り組み内容は以下のとおり。
- iPadの効果的な使い方、さまざまなアプリケーションの使い方、放課後ミニ研修
- 個別最適な学びや協働的な学びの実現のための教育観をアップデートする研修、授業における指導助言など
- note記事の企画/運営、島内外の交流型教育イベントの実施

さらに両者は、9月6日9時〜16時にイベント「島と教育の未来会議 in 利島村」を利島村地域交流会館にて開催する。当日の登壇者は、近畿大学附属高等学校の教育改革推進室 IB DP TOKコーディネーターである乾武司氏、新渡戸文化学園高等学校中学校の副校長である山藤旅聞氏、文部科学省の施設企画課 係長であり前・利島村教育長でもある弟子丸知樹氏、利島村教育委員会の教育長である三室哲哉氏。参加費は無料だが、往復の交通費や宿泊費が別途必要となる。
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