イー・ラーニング研究所は、子どもを持つ保護者や親族に子どもがいる人を対象とした「習い事・学習塾に関する意識調査」の結果を12月18日に発表した。同調査は11月6日〜28日の期間に行われ、339名から回答を得ている。
調査対象者に、子どもに習い事や学習塾といった学校外活動の経験があるかを尋ねたところ、「ある」とする回答が約8割を占めている。

子どもに学校外活動の経験が「ある」と答えた人に、習い事や学習塾での周囲の人との関わりを通して、子どもは成長したと感じるかを尋ねた質問では、「感じる」という回答が約8割となっている。

どのような習い事や学習塾、または学校外活動がよいと思うかを尋ねたところ(複数回答)、「チームスポーツ(サッカー、バスケなど)」がもっとも多く、「海外や異文化に触れるプログラム(留学、国際交流など)」「ダンス・音楽や絵画などの芸術活動」がそれに続いた。

習い事や学習塾を選ぶ際に、「非認知能力(思いやり、やる気、粘り強さなど)」の成長を意識しているかを尋ねた質問では、「強く意識している」と「やや意識している」を合わせた割合が7割超に達している。

習い事や学校外活動を通じて、子どもにどのような成長を期待しているかを尋ねたところ(複数回答)、「自己表現力・自信」が最多となり、「礼儀・マナー」がそれに続いた。

習い事や学校外活動を通じて得られる、子どもが「家庭や学校では得られにくい経験」とはどのような経験かという質問(複数回答)では、「年齢や学校が異なる子どもたちとの交流」がもっとも多い。以下、「挑戦や失敗を乗り越える経験」「集団でのルールやマナーを実践の中で学ぶ経験」が続いている。

家庭や学校以外の「第3の場所」として、習い事はどのような役割を果たす場所だと思うかを尋ねたところ(複数回答)、「挑戦や成長の場所」と「多様な価値観を学ぶ場所」が同率で最多となっている。さらに、「社会性を学ぶ場所」がそれに続いた。

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