記事一覧
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2019/02/15
埼玉県が目指す「主体的・対話的で深い学び」とは? 協調学習でのICT活用が進む、川越南高校公開授業レポート
公立高校のICT環境整備には、ネットワークの確保や機器の購入などのハードルが立ちはだかり、長い時間がかかっている。そんな中、埼玉県の教育委員会ではいくつかのプロジェクトを進めてきた。平成30年度に開始した「次期学習指導要領に対応したICT環境整備事業」によって、タブレット、プロジェクターを、一部の検証校に先んじて導入した。本レポートでは、その指定校である川越南高校で1月17日に行われた公開授業の様子をお伝えする。
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2019/02/13
お金を稼ぐにはどうすればいいの? 『北欧式 お金と経済がわかる本』で養う子どものお金リテラシー
子どもたちが学校でも家庭でもなかなか学ぶ機会が少ないと言われるお金や経済のこと。翔泳社ではノルウェーの経済研究家さんが12歳の子どもに向けて書き下ろした『北欧式 お金と経済がわかる本』を発売しました。今回は本書からお金の稼ぎ方と起業家について解説した第1章を紹介します。
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2019/02/12
「micro:bit」で鳥の声と風鈴の音を作ってみよう!
「micro:bit」は、イギリスの国営放送 BBCが2016年に11歳~12歳の子供たちに無償配布した、教育用のコンピューターボードです。本連載ではこのmicro:bitを使い、初心者の方でも楽しめる電子工作とプログラミングを解説していきます。前回の記事「micro:bitで音を鳴らそう」では、ドレミ……の音階を出すブロックで曲を作りました。この回では、曲で使うような音階だけでは表現できない、鳥の声などの音の波の信号を作る方法について説明します。
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2019/02/07
アメリカの将来のカギは『脳』が握る!?――北米のブレインテック最新事例紹介
前回は「ブレインテック」という新しい潮流の勃興、そしてその背景と、教育分野への活用の可能性について述べました。その中で、アメリカとイスラエルが特に動きが活発であることに軽く触れたわけですが、今回は、その『本場』の一つ、アメリカの現況をお伝えしたいと思います。進取の気性に富んでいる、先端を走っている、という印象をアメリカにもっている方は少なくないと思いますが、では具体的にブレインテック分野ではどうなのか。以下で掘り下げていきます。
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2019/02/05
ロボットプログラミングに革命をもたらすか? ソニーのロボットトイ「toio」が3月に発売
3月20日、ソニー・インタラクティブエンタテインメント(以下、SIE)から、ロボットトイ「toio(トイオ)」が発売される。それに先駆けて、1月23日にメディア向けの体験会が開催された。この記事では、次世代のおもちゃとも言えるtoioの特徴を紹介するとともに、プログラミング学習の観点からも魅力をお伝えする。
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2019/02/04
小中高生のロボットのオリンピック、タイで開催! 自律型ロボットが対戦する「WRO Football」とは
世界60の国と地域が参加する「WRO(World Robot Olympiad)」は自律型ロボットによる国際的なロボット競技会である。そこでは世界中の子どもたちがロボットを製作し、プログラムにより自動制御する技術を競う。プログラミング教育が注目される以前より、世界共通ルールで実施されていたWRO。本稿ではタイ・チェンマイで行われた国際大会のレポートと、昨年より日本大会でも実施されている競技、「WRO Football(以下、フットボール)」について紹介する。
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2019/01/31
ブロックチェーン、学習経済、受験が必要なくなる?…EdTechは教育をどう変えるのか【近未来教育フォーラム】
デジタルハリウッド大学で開催された「近未来教育フォーラム2018 The ART into Future」。デジタルコミュニケーション時代に対応した実践的な教育研究の戦略、挑戦、手法について議論するこのフォーラムで、同大学教授の佐藤昌宏氏が、あらためて「EdTechとは何か?」「EdTechが教育をどう変えるのか?」について語った。
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2019/01/30
世界的に注目を浴びるロボティックボールが進化して登場! LEDスクリーンが搭載された「Sphero BOLT」
2020年のプログラミング必修化に向けて、子どもが気軽にプログラミングを学ぶことができるマイコンボードや学習サービスが多く開発されています。その中でも、遊びながらIoTを体験できる「スマートトイ」は、プログラミングに興味を持つためのツールとして注目を浴びています。本連載では、プログラミングの世界を知る最初の一歩にオススメのスマートトイを紹介していきます。連載第5回は、プログラミングを学ぶことができるロボティックボール、「Sphero」シリーズから新発売した「Sphero BOLT(スフィロ ボ...
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2019/01/28
未来の教員はどう育てる? オランダのコーチング型教育(教員養成大学編)(1)――コーチング型の教員養成による理論と実践の往還
本連載では、教員を目指す大学生の2人が感じた「画一的な内容を一斉授業で教える」旧来の公教育に対する疑問と、今後求められる「学びの大転換」の参考として、日本の教育の形が当たり前ではない世界各国の教育トレンドを実地調査した内容をお伝えしていきます。第4回では、オランダの教員養成大学を視察して得られた気づきをご紹介します。
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2019/01/25
プログラミングを教える大人に伝えたいこと 『ルビィのぼうけん』のリンダさん講演録【後編】
フィンランドのヘルシンキ出身のプログラマーで、作家・イラストレーターとしても活動しているリンダ・リウカスさん。国内ではプログラミングやコンピューターについて学べる絵本「ルビィのぼうけん」シリーズ(翔泳社)の作者としても知られているリンダさんが、2018年12月27日に聖心女子大学敎育学科の学生に向けて講演を行った。今回は、未来のプログラミング教育者に向けてメッセージを語ってもらった講演の後編をお届けする。
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2019/01/24
大切なのは言葉ではなく行動して学ぶこと 『ルビィのぼうけん』のリンダさん講演録【中編】
フィンランドのヘルシンキ出身のプログラマーで、作家・イラストレーターとしても活動しているリンダ・リウカスさん。国内ではプログラミングやコンピューターについて学べる絵本「ルビィのぼうけん」シリーズ(翔泳社)の作者としても知られているリンダさんが、2018年12月27日に聖心女子大学敎育学科の学生に向けて講演を行った。今回は、アルゴリズムを体感すること、そしてリンダさんがプログラミング敎育に抱く懸念を語ってもらった講演の中編をお届けする。
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2019/01/23
プログラミングは自分を発信するためのツール 『ルビィのぼうけん』のリンダさん講演録【前編】
フィンランドのヘルシンキ出身のプログラマーで、作家・イラストレーターとしても活動しているリンダ・リウカスさん。国内ではプログラミングやコンピューターについて学べる絵本「ルビィのぼうけん」シリーズ(翔泳社)の作者としても知られているリンダさんが、2018年12月27日に聖心女子大学敎育学科の学生に向けて講演を行った。今回は、プログラミングとの出会いや絵本作りを始めたきっかけなど、ご自身の歩みを語ってもらった講演の前編をお届けする。
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2019/01/17
アンプラグド「だけ」ではプログラミング教育をやったことにならない――授業はどう進めるべきか?【平井聡一郎氏インタビュー】
2020年の小学校プログラミング教育必修化が話題となっているが、ICT機器の導入が進まず、学習環境に課題を抱えた学校も存在する。そこで、コンピューターを使用せずに考え方を学ぶ「アンプラグド」のプログラミング教育が注目されている。一方で、コンピューターを使用したからこそ得られる学びも存在するはずだ。前回に引き続き、株式会社情報通信総合研究所 特別研究員の平井聡一郎氏にプログラミング教育についてインタビューを実施した。平井氏は、茨城県古河市の小学校校長、古河市教育委員会参事兼指導課長を経て現職。文...
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2019/01/16
AI時代を生き抜くための新しい学びには、ICT環境整備が不可欠――学校現場でできることは何か?【平井聡一郎氏インタビュー】
2020年の小学校プログラミング教育必修化が話題になる一方で、それ以前の問題として学校現場へのICT機器導入・活用が進んでいないという現実もある。現状をどう捉えて具体的に何をすればいいのか、株式会社情報通信総合研究所 特別研究員の平井聡一郎氏にお話を聞いた。平井氏は、茨城県古河市の小学校校長、古河市教育委員会参事兼指導課長を経て現職。文部科学省のICT活用教育アドバイザーも務め、ICT機器の導入・活用やプログラミング教育のエバンジェリストとして自ら全国を飛びまわり、各地で講演や指導にあたってい...
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2019/01/11
プログラミングで社会課題解決をはかる学生を企業が支援!「Code for Happiness」の取り組み
株式会社リブセンスでは2018年夏に「Code for Happiness」という、社会課題解決をプログラミングの力を活用して行おうとする学生を支援する制度を始めた。これは、学生が自ら解決したい社会課題と解決方法を提案し、8~9月の2カ月間専念できるよう1名あたり50万円の金銭的サポートを行うとともに、リブセンスのエンジニアがメンターとして定期的に助言するという取り組みである。本稿ではその意義をお伝えし、取り組みについて振り返る。