駒澤大学は、データサイエンス・AI教育プログラム(以下、リテラシーレベル)修了者を対象とした実践的なDXスキル習得プログラム「DXフロンティア育成プログラム」を設け、2025年度採用者を決定したことを、7月7日に発表した。

駒澤大学では2022年度から、文系・理系の垣根を越えて、社会のあらゆる分野で必要とされるデータサイエンス・AI教育プログラムを開始した。同プログラムは、高校で数理系科目を避けてきた学生でも学びやすいリテラシーレベルと、より専門的に学べる応用基礎レベルの2段階で構成されており、リテラシーレベルは2023年度に文部科学省「数理・データサイエンス・AI教育プログラム認定制度(リテラシーレベル)」に認定されている。修了者には、レベルに応じて「リテラシー」または「応用基礎」の修了証とオープンバッジが発行され、就職活動にも活用することができる。
今回、リテラシーレベル修了者を対象とした「DXフロンティア育成プログラム」が開設された。このプログラムは、DX分野での活躍を目指す学生や、企業での実務経験、クラウド技術・資格の習得に関心のある学生を対象とする課外プログラムである。
参加者は、まずアマゾン ウェブ サービス(以下、AWS)のクラウドトレーニングを受ける。このトレーニングには、Amazon Japanの目黒オフィスでの研修を含むハンズオントレーニング、AWS Skill Builder有料版でのクラウドスキル学習、そしてクラウドの基礎スキルを証明する「AWS Cloud Practitioner」の受験が含まれており、無料で受けられる。さらに、AWS Cloud Practitionerの資格合格者のうち希望者は、1泊2日のDX事業視察プログラムに無料で参加可能。この視察では、大阪・福岡・沖縄でDXに取り組む企業を見学できるほか、研修先の社員や他大学の学生との交流の機会も得られる。
なお、このプログラムはトランスコスモス財団の助成金を受けて運営されている。
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