スタディプラスは、同社の運営するStudyplusトレンド研究所が、学習管理アプリ「Studyplus」ユーザーである全国の高校3年生を対象に実施した、「年内入試に関するアンケート」の結果を7月9日に発表した。同調査は、6月16日〜23日の期間に「Studyplus」「Study for School」上で行われ、232名から回答を得ている。
調査対象者に、年内入試に学力試験が導入されることに対する賛否を尋ねたところ、「賛成」は40.9%、「反対」12.5%、「どちらとも言えない」は46.6%だった。

年内入試への学力試験導入に「賛成」と答えた人に、その理由を尋ねた質問(複数回答)では、「公平性や透明性が増すから」(56.8%)がもっとも多く、以下「努力の評価に必要だから」(51.6%)、「入学後の勉強についていけるか心配だから」(48.4%)、「一般入試との差を縮めるのに必要だから」(47.4%)が続いている。

年内入試への学力試験導入に「反対」と答えた人に、その理由を尋ねたところ(複数回答)、「学力以外を重視するのが年内入試の目的だから」(62.1%)が最多となり、「受験生の負担が大きくなると思うから」(44.8%)、「学校の成績や活動実績の評価が薄れるから」(41.4%)がそれに続いた。また、自由記述回答では「就活早期化と同じことが起こる」といった声も寄せられている。

年内入試の情報は、どこから得たかを尋ねた質問(複数回答)では、「担任や進路指導の先生」(30.2%)がもっとも多く、「学校で配られた進路資料」「高校の進学説明会」を挙げる回答も多く寄せられた。一方で、自ら情報を取りに行く手段としては、「大学の公式サイト」が一定数利用されていることが明らかになっている。

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