ポップコーンは、同社の運営するメディア「大学パワーランキング」において、「国内大学の学生数増加ランキング」を8月15日に公開した。同ランキングでは、文部科学省「学校基本調査」および、各大学が公表する統計年報・公式サイトの学生数データに基づき、2023年度と2024年度の対象学生数と増加数・増加率を比較している。

「国内大学の学生数増加ランキング」では、京都芸術大学が第1位を獲得している。同学では、通信教育部の在籍者が1年間で約1500名増加し、総学生数は2万3000名を突破した。オンライン授業の拡充によって若年層志願者が増えたほか、定員拡大や新コース開設が奏功したことで、芸術系大学として国内最大規模への躍進につながっている。
第2位は東京通信大学となった。同学は、完全オンライン型という特徴によって社会人の学び直し需要を取り込み、在籍者数が前年比約18.5%増となる5964名に達した。
第3位は立命館大学となった。同学では、大阪いばらきキャンパスをはじめとする多キャンパス展開や、学部新設による定員拡大が理由となっている。2024年度の在籍者数は3万8657名となり、前年度より725名増加している。
以降は、社会人向けの通信教育が伸びた産業能率大学(4位)、海外留学生の回復で過去最多を更新した立命館アジア太平洋大学〈APU〉(5位)、医療系新学部の開設効果が表れた国際医療福祉大学(6位)が続いた。
さらに、看護・医療学部の拡充で約24%の大幅増となった修文大学(7位)、約7万人規模を維持しつつ微増した日本大学(8位)、通信教育課程が伸びた法政大学(9位)、看護系学部を新設して約10%増となった東都大学(10位)がランクインしている。
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