Blackmagic Designは、東放学園専門学校がポストプロダクション教育の一環として、同社のソフトウェア「DaVinci Resolve Studio」27ライセンスを導入したことを、7月9日に発表した。

東放学園専門学校は、映像、音響、芸能といったエンターテイメント業界を目指す学生の集まる東放学園グループの1校。同校ではおもに、テレビやラジオなどの番組制作について学ぶことができ、Blackmagic Designの製品が数多く導入されている。
また同校の放送技術科では、2023年度から「DaVinci Resolve」の授業を開設している。今回、27台のラップトップパソコンに「DaVinci Resolve Studio」をインストールして導入した。
導入されたパソコンは教室に常設され、学生たちが自由に使えるようになっているほか、希望者には貸し出しも行われる。多くの学生が、自身のパソコンにも無料版の「DaVinci Resolve」をインストールしており、自宅で「DaVinci Resolve」を使用している。
授業では、1学期を通じて編集からグレーディングまでを学習し、最終課題では、撮影までは行わずにあらかじめ用意されたlog素材を使って、自由に編集やグレーディングを行ったものを提出する。
一方、「ドラマテクニック」の授業ではDITについて学ぶ時間がある。同授業では「DaVinci Resolve」を使って自身が撮影した素材を管理するほか、基礎的なカラーについても学べる。さらにカラーグレーディングのクラスでは、学生たちが自身の撮影した素材を用いて色作りを学んでいる。
なお、同校では「DaVinci Resolve Advanced Panel」や「DaVinci Resolve Mini Panel」も導入されており、学生たちの作品作りに用いられている。
そのほか、2024年に開催された同校のスポーツ大会では「Blackmagic Replayシステム」が使用され、「DaVinci Resolve Studio」「DaVinci Resolve Replay Editor」「URSA Broadcast G2カメラ」「ATEM 2 M/E Constellation HD ライブプロダクションスイッチャー」「Blackmagic Cloud Dock 2ネットワークストレージ」「HyperDeck Studio HD Pro 放送デッキ」「UltraStudio 4K Mini キャプチャー・再生デバイス」によって、大会の模様が記録されたという。
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