やる気スイッチグループは、同社が運営する教室に通う生徒の保護者を対象に実施した、新型コロナ禍での子どもの学びと習い事に関するアンケート調査の結果を、7月1日に発表した。同調査は、4月15日~5月19日の期間に行われ、3046名から有効回答を得ている。
調査対象者に、新型コロナ禍での子どもの成長において、困ったことや悩みを尋ねたところ、前年調査結果と比較して10項目中8項目が1.9%~18.2%減少している。また、1人あたりの悩みの数も昨年の平均2.9項目から2.4項目(15.3%減)と、減少傾向にあることがわかった。
悩みがもっとも減ったのは「子どもの居場所不足」で、「イベントの中止」「運動不足」「子どもの精神的ストレス」も、前年より減少している。一方で、「生活リズムの乱れ」「子どもの預け先」は前年より増加した。
新型コロナ禍での子どもの成長における悩みとして、「生活リズムの乱れ」を挙げた人は、中学2年生と中学3年生の保護者が最多で、「学習の遅れ・学び残し」「精神的ストレス」にも同様の傾向がみられる。
今年度から新たに始めた・始める予定の習い事としては、「学習塾」「スポーツ」「英語・英会話」が上位を占めた。
今年度から新たに「プログラミング」を始めた・始める予定なのは、小学1年生がもっとも多く、「オンライン形式の学習塾」「オンライン形式の英会話」も小学1年生と未就学児が上位となるなど、低年齢層の保護者のEdTechへの関心の高さや、オンライン形式の塾・習い事への抵抗の少なさがうかがえる。
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