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立命館がグループ7校全職員の人材データを「カオナビ」で一元管理、コストの大幅削減を実現

 カオナビは、立命館がタレントマネジメントの一環として、同社の提供するタレントマネジメントシステム「カオナビ」を活用している事例を、2月16日に公開している。

 立命館では、グループ7校の教育や運営に関わる職員が全国に約800名在籍しており、従来は職員の人材データを紙やエクセルで管理してきた。ところが、必要なデータが散在してしまい活用できる状態になかったことから、システム上に人材データを一元管理し、効率的で有意義な人事異動や配置、人材育成といった戦略的な人材マネジメントを実現したいというニーズがあった。

 立命館は、それらのニーズを受けて2019年11月に「カオナビ」を導入し、職員の人材データを「カオナビ」に一元化。職員のパーソナリティや経歴の把握のほか、プロジェクトメンバーのアサインなどを従来よりも容易かつ迅速に行えるようになっている。

 また、年に2回実施している、現状把握や人事異動・配置のためのキャリア面談を、これまで紙とWord・Excelで運用してきた。この業務も「カオナビ」上で行うようになり、各所からの情報収集、資料の取りまとめや必要事項の抽出までの準備期間が従来の1週間から、1時間に短縮された。さらに、独特のノウハウが必要であり、対応可能な人員が限られていた人事異動関係資料を「カオナビ」上で作成できるようになっている。

キャリア面談の運用を「カオナビ」へ移行

キャリア面談の運用を「カオナビ」へ移行

 このほか、これまでキャリア面談に関する資料を学内便や郵送で大量の書面でやりとりしていたところ、資料作成を「カオナビ」上で行うようになった。これにより、面談の進捗状況の確認やシート自体の送受に関わる業務が大幅に減ったほか、学内便および郵送を年間200通以上削減し、印刷費を含む大幅なコスト削減を実現した。また、シートの作成などの進捗状況がクラウド上で一目瞭然であるため、人事部門担当者のストレス軽減にもつながっている。

 なお、現在は管理職と専門的なスキルを持つ教職員の評価を「カオナビ」上で行っているが、今後は全職員への対象拡大を予定する。

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https://edtechzine.jp/article/detail/5192 2021/02/18 13:30

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