経済産業省は、STEAM・探究コンテンツのデジタルライブラリー『未来の教室「STEAMライブラリー」』(以下、STEAMライブラリー)のβ版を1月19日に公開し、モニター学校/モニター教員の募集を開始した。
経済産業省が設置した教育改革に関する有識者会議『「未来の教室」とEdTech研究会』は、様々な個性の子どもたちが未来を創る当事者(チェンジメイカー)になるための環境づくりとして、「未来の教室」ビジョン(第2次提言)を2019年6月に提言した。
その中で、目指す姿として「学びのSTEAM化」「学びの自立化・個別最適化」「新しい学習基盤づくり」の3つの柱が言及されており、「STEAMライブラリー」は「学びのSTEAM化」を実現する要素として、未来志向の社会課題やテーマをもとにSTEAM学習コンテンツを多数開発し、指導案や授業編成のモデルプランとともに、インターネットで共有する施策となっている。
「STEAMライブラリー」β版は現在限定公開となっており、同施策のサイトに設置されているフォームから、モニターとしての参加を申し込むことができる。Webサイトの全機能、コンテンツの一部を無料で先行体験することができるが、コンテンツの中身の公開や転載は本オープンまで禁止されている。
β版へのフィードバックは、スプリックスが運営する「フォレスタネット」内に設置された「未来の教室」ルームで受け付けている。使い勝手(操作性やユーザー体験など)やコンテンツのよかった点・改善点・実践報告・提案といったコメントが期待されている。
「STEAMライブラリー」では、サイト上での動画コンテンツの視聴、PDF形式での教材(指導案やワークシート)のダウンロード、キーワード・科目・SDGsの項目による掲載コンテンツの検索などを行うことができる。
本オープンは2月末の予定。
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