EdTechZine(エドテックジン)

学習目的・対象者別

プログラミング教育で自分たちの生活をつくる!?「Springin’」を特別活動に取り入れてみよう

直感的に作品をつくれる「Springin’」でプログラミング教育 第7回

  • ブックマーク
  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 こんにちは。しくみデザインの中村俊介です。学校の先生や指導者の方に向けて、無料のビジュアルプログラミングアプリ「Springin’(スプリンギン)」を使ったプログラミング教育のアイデアやテーマを考える連載の7回目。今回は授業以外の「特別活動」でSpringin’を活用する例を紹介します。

プログラミング教育のねらいについて改めて振り返る

 突然ですが、文科省が定めるプログラミング教育のねらいをご存じですか? よく言われるのが「プログラミング的思考を育む」「教科のねらいを達成する」ですが、実はもう1つあるんです。

 それが「コンピューターを活用してより良い社会を築こうとする態度」。でも、これってどうすれば育むことができるのでしょうか。

 実は、学校教育には「自分たちの生活を自分たちでつくり、改善していくための時間」があるらしいのですが、今回はここに「プログラミング教育を位置付けること」について考えてみましょう。

 前回に引き続き、今回も小学校教員の岡田先生に話を聞いてみましょう。岡田先生、お願いします。

「特別活動」でSpringin’を取り入れてみよう!

 はい! みなさんこんにちは、岡田です。福岡県で小学校の教員をしています。今回もよろしくお願いします。

 俊介さんがおっしゃっていたように、学校教育には「自分たちの生活をつくる」時間があります。それが「特別活動」です。「委員会」「係活動」「学活」などと言えば、なじみがあるかもしれませんね。これらは全部「特別活動」です。

 子どもたちにとっての「身近な社会」と言えば「家庭」や「学級・学校」です。学級・学校の生活をつくる特別活動にプログラミング教育を位置付ければ、「コンピューター等を活用してより良い社会を築こうとする態度」を育むことができると私は考えています。

 スプリンギンなら自由度が高く、子どもが自由につくりたいものをつくれるので、特別活動にもピッタリです。

 それでは、具体的にどんな活用法があるのか、今回は3つ紹介したいと思います。みなさんぜひ参考にしてみてください。

委員会活動で学校生活を充実させよう!

 1つ目が委員会活動です。

 学校では、放送委員会や図書委員会、体育委員会などさまざまな委員会に子どもが所属して活動しています。

 どうすればみんなが充実した学校生活を送れるか、自分たちで考えて活動していく。

 この活動の中で「デジタル機器を使えば活動がもっと良くなる!学校のみんなが過ごしやすくなる!」、子どもがそう考えることができれば「コンピューター等を活用して、より良い社会を築こうとする態度」が育成できていると考えられます。

 ここでは図書委員会を例に考えてみましょう。

 図書委員会の目的は「もっとみんなにたくさんの本を読んでもらう」「いろんなジャンルの本を読んでもらう」といったところでしょうか。

 私が今までいた学校では「オススメの本を紹介するポップをつくって飾る」「貸出冊数が多い子の表彰をする」などの活動がされていました。

 さて、スプリンギンではどんなことができるでしょうか。

 1つの例としては「本の紹介アプリをつくる」という活用法です。

「本の紹介アプリ」をつくろう!
「本の紹介アプリ」をつくろう!

 紙でつくるポップとは違い「情報の受け手が知りたい情報を調べられる」「関連図書の情報も加えられる」ので、読書の幅がどんどん広がっていきます。基本的に使うプログラミングは【シーンチェンジ】。

 学年に合わせた本の紹介として次のようなワークもつくれます。

本の紹介アプリの例
本の紹介アプリの例

 スプリンギンなら、つくったワークを図書室で見るだけでなく、クラウドにアップロードすれば全校児童に一気に見てもらうことも可能です。これで学校全体の読書活動への推進もできますね。


  • ブックマーク
  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

著者プロフィール

  • 中村 俊介(株式会社しくみデザイン 代表)(ナカムラ シュンスケ)

     株式会社しくみデザイン代表、クリエイティブ教育ラボ所長。  名古屋大学建築学科卒業後、九州芸術工科大学(現九州大学)にて博士号(芸術工学)を取得。AR楽器アプリKAGURAをはじめ、参加型サイネージや、ライブコンサートのリアルタイム映像演出等、数々の日本初を手がけており、アメリカ、スペイン、中国...

  • 岡田 征和(オカダ マサカズ)

     小学校教諭。2020年4月からは企業研修として(株)しくみデザインに出向中。1年間という期間限定のサラリーマン?生活を楽しみつつ、プログラミング教育を中心に研鑽を積んでいる。

おすすめ記事

All contents copyright © 2017 Shoeisha Co., Ltd. All rights reserved. ver.1.0