オンライン授業ではサブモニターが便利
――外部モニターを使った場合、オンライン授業や動画で学ぶシーンなどで、どのような活用方法があるでしょうか。
さまざまな使い方が考えられますね。双方向の授業でも解説動画の配信で、スマホなどの小さい画面では見づらい画面も、外部モニターの大きな画面があれば格段に見やすくなります。また、テレビで視聴することを前提にしている「NHK for School」などの映像教材や、Webブラウザでいろいろな情報を見るときも同様です。
さらに、端末に外部モニターを接続することによって、簡単に2画面のサブモニターとして使えます。オンライン授業でも、途中でアンケートをとったり調べものをしたりする際はWebブラウザを使いますが、端末だけだと画面を切り替えなければいけない。そんなときに、サブモニターとして大きい画面があると便利ですし、活用が広がります。
――これまで学校に任せていた学習を家で分担することはしばらく続くでしょうか。
と言いますか、すでに学び方が変わっています。子どもたちは、いろいろな学び方があり、自分たちで自由に学べることに気づいています。
ですから、子どもが自分から学ぼうとした際に、それをサポートするツールとして、端末だけでなく、大きな画面を用意するなど、家の中で学びやすい環境を作ってあげることは大事だと思います。
――授業者として、子ども側の画面が大きくなる環境が整えば、オンライン授業での見せ方も変わってきますか?
それは変わりますね。単純な情報量が増えますから。また先ほどお伝えした通り、オンラインでの家庭学習の場合は「もう1つの画面がある」こともメリットです。外部モニターの導入には、「単純な画面の大きさ」と「ツインモニター」の2つの良さがあるということです。
たとえば、大人はパソコン上で、複数のウィンドウを立ち上げて仕事をしていますよね。複数の情報を関連付けながら整理して加工して、いろいろなものをアウトプットしています。その多くの情報を扱うことこそが、マルチメディアです。そういったことも、これからの子どもたちの学びの中で出てくるのではないかと期待しています。
――なるほど。情報活用能力にダイレクトにつながっていき、その効果も期待できるのですね。
そうですね。大人の仕事の環境を、子どもたちに提供できる。子どもだましではなく、大人と同じリアルなものを使わせることで、伸びる力もあるのではと思います。
子どもの体格に合わせて高さが調整ができるモニター
――平井さんはモニターをたくさんお持ちですが、今回アイケアモニター「GW2480T」を使ってみていかがでしたか。
自宅には「GW2480T」を含めて4台のモニターがありますが、もうこれらのモニターがないと無理ですね。オンライン授業をやる上でも重宝しています。
「GW2480T」はサブモニターとして使っていますが、簡単に高さや角度を調整できるので、さまざまな場所で使いやすい。特に、高さ調整の幅が広い点がとてもいいなと思っています。
家庭によっては1台のモニターを何人かで使い回すこともありますよね。兄弟で使う場合、一人ひとりの身長や体格に合わせて細かい調整ができるのは、姿勢良く使うための大事なポイントだと思います。
――今後、家庭での学習の時間が増えると、姿勢は気になりますよね。目の疲れはいかがでしょうか。
やはりきれいに見えるだけでなく、私は年齢もあって目の疲れが気になるので、こうしたフリッカーフリーなどのアイケアに焦点を当てているモニターは長時間使っても疲れにくく助かります。
それから、「カラーユニバーサルモード」はほかのモニターではあまり見ない機能ですね。いろいろなメニューを触っていて見つけたのですが、色覚に特性のある子に向けたモードなんですね。これは必要な子どもにとっては、本当に大事な機能だと思います。